インドでPAD MANという映画見てきたけど超面白かった

はい、ようこそいらっしゃいました。

 

インドと言えばボリウッド映画が有名ですよね。

たまたま自分のいたジャイプールって街に世界TOP10に入る映画館”Raj Mandir Cinema”があったので

インド映画館の実力を計るためにために行ってきました。

 

ちょっと予想外の展開になったので場所、チケットの買い方、中の様子などをシェアしていこうと思います。

 

場所

どのエリアからもちょっと遠い微妙な場所にあるんで、リクシャーで行くのがいいと思います。

隣にはマクドナルド、近くには有名なラッシー屋さんLassi Waliがあります。

見た目はアメリカの映画館みたいな雰囲気です

 

チケットの買い方

正面右側の角にしれっとチケットブースがあります。

上映スケジュールが壁に貼ってあるので、好きな映画の名前と時間を伝えたらチケットをくれます。

なぜか映画によって値段が違うんですけど、どの映画も座席ランクによって3段階に分かれてます。

BOXと書いてあったのが面白そうだったんで、僕は真ん中のダイヤモンド席にしました。

 

中の様子

正面でチケットを見せて中に入ります。

男女分かれて入場させられますけど扉の向こうは同じ場所です。

謎の入場システムですけど、レディース&ジェントルマンのしきたりか何かですかね。

 

中に入るとビックリ。完全にヨーロッパのオペラハウスのような大人の社交場ではありませんか凹〇

内装が豪華すぎて完全に予想外だったんで度肝を抜かれました。

 

なんともインドでは映画館でポップコーンではなくサモサを食べるという噂を耳にしたんですけど

本当に売店にサモサが売ってました。

各ドアの上に座席クラスの名前が書いてあるんで、自分の購入したチケットのドアに凸しましょう。

ダイヤモンドの僕は上の座席なのでしょう、ちょっと優越感に浸りながら階段の上のドアを開けました。

すると中は豪華客船の船内のようになっていました。

迷路のような船内を通り抜けてようやくシアタールームに出ると

 

そこは超巨大スクリーンがお出迎えしてくれました。

一瞬、一番安いエメラルド席がスクリーンに近くて見やすいんじゃないかと思ったけど

スクリーンが巨大なんでちょうどよかったです。

座席もフカフカで座り心地良かったですよ。

さらにその上のプラチナはどんな座席かわからないですけど、ちょっとスクリーンが見にくそうな位置にありました。

 

まぁね、正直見くびってましたよ。

どーせインドの映画館なんて座り心地悪くてゴキブリやらネズミやらがその辺を這い回ってるんだろうと思ってたんですけど

これはもう完全に恐縮してしまう域でしたね。

 

内容

とりあえずボリウッドムービーを見れたらよかったので、たまたま上映開始10分前だった「PAD MAN」を見ました。

いわゆるビンボー人のサクセスストーリーなんですけど

結論から言うとめちゃくちゃ感動しました。

 

僕、昔から歌の歌詞を聞くのが苦手で、歌詞を聞いてるうちに別のこと考えてしまうんで

ミュージカルも苦手なんですよね。歌いだしたら内容が飛んしまうんで。

ディズニー映画なんかもミュージカルっ気あるんであまり見ないですねw

 

ボリウッド映画って完全にそっち系のイメージじゃないですか。大勢で歌って踊ってみたいな。

だから全然期待してなかったんですけど、不意にも最後には泣いてしまいそうになりましたw

 

軽く内容を説明すると、PAD MANって生理用ナプキン(Pad)を作る男の話なんですね。

彼の住む村ではみんな汚い布をナプキンとして使っていて、自分の妻も例外ではないと。

だから衛生的で質の良いナプキンを作ってあげたいというところから始まったんですけど

 

インドの文化的に男がナプキンを作るなんて変態扱いされて

みんなからMad Man(基地外野郎)と馬鹿にされて嫌われて、それでもめげずに借金してまで試行錯誤と改善改良を繰り返し

 

ついに1枚2ルピー(約4円)のナプキンを開発したんですよ。

 

誰でも質の高いナプキンを手にすることができる革新的な発明で成功したってのがこの映画の大筋なんですけど

その主人公の設定が村で教育を受けずに育ったから英語が話せないんですけど

そもそも基本的に映画自体がヒンディー語なんですよ。だから何を話しているのかは全然わからなくて、シーンだけを追ってたんですね。

 

で、彼の事業が成功していくにつれて彼自身英語に触れる機会が増えて、最終的にアメリカで何かの賞を受賞したからスピーチすることになって

そのスピーチは英語だったんでそこだけは理解できたんですけど

 

そのスピーチの構成がよくできててめちゃくちゃ良いこと話してたんですよ。もうジョブズのスタンフォード大学でのスピーチみたいで。

「人は”Mad Man(基地外野郎)”と馬鹿にしてきたけど、私は今Pad Man(ナプキン男)としてここに立っている」みたいな

ぐいぐい引き込まれちゃって、最後には目がウルットラマンでしたね。

 

よくあるサクセスストーリーではあるんですけどね、普通に感動してしまいましたw

 

最後に

映画の内容も映画館自体も期待してなかったのもあってめちゃくちゃ感動したんですけど

期待して臨んだとしても十分満足できる内容だったと思います。

 

ただ、よく考えてみればいわゆるボリウッド映画のように大勢で歌って踊ってがなかったんで

普通の映画だったのかもしれないです

 

PS

最後に一つ、映画の途中で何故かトイレ休憩のようなものが15分ほど入るんで

終わったと勘違いして帰ってしまわないように気を付けましょうw



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