はい、ようこそいらっしゃいました。
さて、いよいよ上級の
ビル
の描き方をやっていきますよ。
中級レベルまでの重要なテクニックの“スライディング”は一切使わない
全く別の世界になります。
正直見た目以上に難しいです。他の動画で見るレベルまで持っていくのにかなり練習が必要になります。
その分パフォーマンス力が高いです。
その世界観、スピード、見た目の美しさ、全部が洗練されてるんで
バスキングの一連の流れの強力な武器になります。
写真じゃあまり伝わらないんで動画をオススメします
ではやっていきましょう
道具

ビルを描く道具はシンプルです。
色も少な目にしました。
1.スプレー
今回はダイソーカラーを使わず、青、水色、紫、黒、白、透明を使います。
特にビルは化学反応の出やすい手法なんで同じ種類のスプレーで揃えて下さい。
2.小道具
惑星ステンシル2つとスクレイパーと定規だけです。
本気を出せばスクレイパー無しでも出来るんですけど、スクレイパーがやりやすいんでとりあえず最初はスクレイパーで。
では実践です
ビルの描き方
1.惑星
いつも通りですね。今回はこのポジションでまずは右の惑星から。

青→紫→黒→白の順でスプレーして、模様をつけて左上に光、右下に影を付けます。

左上の惑星は絵の内側から外側に向かって、白→水色→青の順にグラデーション。
黒でクレーターの影みたいな模様をつけるんですけど、水色と白の部分には薄めに黒を振ります。

2.ビルの下準備
ビルの色を出すために予め下地を塗ります
その辺は岩とか山と一緒ですね。
今回は下地の塗り方でビルの印象が変わるのを見るために、
左上半分はグラデーション、右半分はボーダーにしました

全体を黒く塗って、真ん中に星雲的なのを持ってきます。
外側から紫→青→水色→白の順に吹き付けます。
星を飛ばすのも忘れずに。

3.ビルを描く
ここでスクレイパーの登場です
スクレイパーを当てて、横→斜めにスライドさせます

横にスライドさせて

斜め下に引く。これで立体感のあるビルが出来ますね

基本的にビルは横→斜めでできるんですけど
四角だけじゃななく好きな形のものを建てて下さい

3,4軒メインのビルを建てたら中ぐらいのビルを足します。
ここが一番練習が要ると思います。
この頃には表面が乾き始めてるんで、透明スプレーで濡らします。
メインのビルの半分ぐらいの高さにスクレイパーを当てて

上下に動かしながら横にスライドしていきます
ビルが乱立してるような表現ですね。

4.橋と海を描く
中小企業ビル群の両端に2本の柱のようなものを描きます。
これが橋の柱になります。
“はし”がいっぱい出てきてややこしいですけど。

そしてもう一回さらに小さなビル群を描きます。
動画とは手順が少し違いますけど、大差ないんで気にしないで下さいw
下地の塗り方の違いでビルの雰囲気が変わるのがわかるかと思います。

ビル群の底辺のあたりに一直線に線を引いて、橋を掛けます。いや描きます。

さっきの橋の柱から橋に向かって線を引きます。
まぁその部分を橋と呼ぶのかはわからないですけど。
ワイヤーで吊ってる感じを出します

なるべく等間隔で線を引きます

定規を橋の下に当てて海を描きます。
真ん中から白→水色→青とグラデーションをつけて、
右の惑星の下に紫と青、左の惑星の下に青と水色をスプレーします

動画では色々説明しながらやってるんで白→水色だけですけど、
その辺は臨機応変にというか、好きなようにやって下さい。
海の部分を指で左右にこすって水面感を出します。

5.最後に飾りをつける
惑星のフタを取って、真ん中の光に十字を出します。

右の惑星の上に少しスペースが空いてるんで流れ星を足します

角にサインでもして終了です。

お疲れ様っした。
終わりに
どうでしたか?見た目の5倍ぐらい難しかったんじゃないですか?
僕の初めてのビルはこんな感じでした

センスがないにもほどがありますね。でも安心してください。

3ヶ月練習すればこれぐらいにはなりますから。
人によってはもっと早くできるようになると思います。
スプレーアートをやったことない人からしたらビルは魔法のように感じられるパフォーマンス性の高い技法なんで
是非マスターしてみんなを感動の渦に巻き込んでください。
ホント、楽しいですから