はい、ようこそいらっしゃいました。
ドバイドリーム作戦を実行して
イベント会場付近どころか、イベント出展の機会までもらえて
ドバイドリームに一歩近づきました。
イベント開始まで2日間ということで
全力で準備に取り掛かりました。
ブースは倉庫のような部屋を丸々与えてもらって、壁も床も自由にしていいとのことで
相方とブースの分け方とかコンセプトを話し合ったんですけど
それだけで1日が終わりました凹○
全くスタイルの違うアーティストが1つの場所を分けるのは難しいですなw 世界観とかコダワリが強いと特に。
でもこういうコンセプトとか世界観とか、全体的な構図を考えるのが
アーティストの仕事なんですよね。
アート歴の長い相方の受け売りなんですけど
アーティストって建築デザイナーみたいなもんで
作品を実際に描いたり作ったりする部分ってのはそんな重要じゃないんですよ。
それは作業員の人が設計図をベースに実物を作るみたいな感じで
設計図を書く部分が、アーティストの仕事の8割で
描く、作るっていう作業は頭を使わない、技術的な部分なんで
実は簡単やったりするんですよね。
ま、そんなウンチクはさておき
ベースとなるコンセプトは決まりました。
最初は完全に半々に割ろうって言ってたんですけど
せっかく一緒にアートで旅をしてるんで
「アート(ト)ラベラーのアトリエ」
ってシンプルにしました。
![](http://sunny-sprayart.space/wp-content/uploads/2018/12/B8BF4707-2F9A-48C9-AE1A-A717D1EFE48F.jpeg)
壁も床もペイントしたかったんですけどね
展示作品も作らんとあかんかったんで、正直短期間で全部こなすのはしんどいなと
何もしないことにしました、結局w
あ、そうそう
ザ・成金の現実を目の当たりにした出来事があったんですけど
キャンバス作ったり、相方は飾り付けをしたりして準備してたら
ちょくちょく天竜人のお姫様方が様子を見に来てたんですけどね
「作品売りたかったら売っていいよー」って、言われたのはいいんですけど
「10ディルハムとかで」
って言い放ってきたんですよ。嫌味でも何でもなく真顔で。
まぁまず10ディルハムがいくらよ?って話やと思うんですけどw
日本円にすると300円なんですけど、物価とか流通してる通貨の関係を考慮すると
日本人にとっての100円玉みたいなもんです。
仮にも人の手がかかった作品に対して“100円”という発想が出てくるのが信じられなくて
しかもお金を湯水のように使う富豪がですよ
ドバイオワタ凹〇
って思いましたね。
この国のアートへの関心度がそんな程度ってことなんですよ。
敬意のカケラも感じなかったですね。
ドバイドリームを夢見て来たはいいものの、始まる前から無理ゲー感が漂ってきたんですけど
失望してても仕方ない。何事も全力で取り組むと誓ったばっかりなので、無心で準備を続けました。
今回大中小とキャンバスを用意したんですけど
とりあえず石油王の利権と交換するための展示作品を作っておかないと機会損失になってしまうんで
目を引きそうな一番大きい作品から取りかかりました。
150cmを超える大作で、たぶん4,5時間ぐらいかかりましたね。
![](http://sunny-sprayart.space/wp-content/uploads/2018/12/EAC6A2FC-650D-4B6A-8FC9-CDF9581CD813.jpeg)
他のキャンバスは中小サイズと言っても、普段路上で描いてるサイズの2,3倍の大きさなんで
「大きくても1枚20分程度で描けるっしょ」って油断して、
1日で用意したキャンバス全部描き終わると思ってたら
全部で3日かかりました凹〇
3日まるまるかかったわけじゃないんですけどね。
大作描いたら疲れちゃって、一気に描けなかったですねw
![](http://sunny-sprayart.space/wp-content/uploads/2018/12/35B80399-F29A-4A8F-BC99-FF8BFBE9FEA3.jpeg)
イベント自体はお客さんがけっこう来てて、入れ替わり立ち替わり人が出入りしていました。
僕は作品の合間にスプレーアートのライブペイントもしてたんですけど
室内でスプレーをしてたせいで、みんなスプレーの臭いが我慢できずにすぐに去って行きましたね凹〇
![](http://sunny-sprayart.space/wp-content/uploads/2018/12/4EAE5096-6100-4F23-BC14-B44317BC1B18.jpeg)
10ディルハム事件もあったんで、他の国みたいに並べてるだけで売れることはないのも感じていたので「売り切れ作戦」に出ました。
あえて一番大きくて高い作品に売り切れマークをつけて
売れっ子アーティスト感を出してみたんですけど、不発でしたw
「ハロー」→「ビューティフォー」→「写真撮っていい?」→セルフィー撮って帰る
ってのが全員の流れでしたね。
結局イベントの4日間で誰とも石油利権の交換ができませんでした。
まさかここまでアートに関心がないとは思いませんでしたよ。
ドバイドリームを夢見て、スタートラインに立てたと思ったんですけど
競技内容が全然違いましたねw
ただ、とあるお姫様がスプレーアートを知ってて
「家に壁があるから描いて!」
というまたスケールの大きい注文を頂いたんですけど
それがまた面白い展開になったんで
次回はその話をします
あ、このイベント出展のについて軽く動画を作ったんで
もし興味あれば見てみてください