超素人画伯がスプレーアートで時給○万円になるまで

はい、ようこそいらっしゃいました。

 

今回はSunnyがスプレーアートを覚えてから時給○万円になるまでの軌跡を

お話していきたいと思います。

 

 

まずはスプレーアートとは何ぞやってことなんですけど

 

「あぁ、スプレーで壁に落書きするやつでしょ?」って思った方いますかね?

 

けっこうそう言われること多いんですけど

あれは一般的には「グラフィティ」といわれるやつで

僕のやってるスプレーアートはそうじゃないんですよ。

まぁスプレーアートの大きな括りに入るかもしれないんですけどね。

 

じゃあどんなやつかって言うと、

昔、テレビ番組の「イッテQ」で手越くんがやってたんですけど

壁じゃなくてキャンバスとか紙とか、まぁ素材は何でもいいんですけど

いや、何でもいいわけではないんですけどねw

とにかくキャンバス的なものに宇宙とか自然とかを

短時間でダイナミックに描く技法のことです

 

下に色々と例が出てきますけど

「あぁ、見たことあるわ」って人もいるかと思います。

 

基本的には宇宙っぽい絵が多いんですけど、

慣れてくると山とか森とか自然のものが描けるようになります。

 

で、僕はそのスプレーアートとやらを独学で覚えて

無一文の状態からスプレーアートとヒッチハイクで日本一周したり

所持金1万円で世界一周したり

最終的には時給が○万円にまで上がり

今でも海外を転々としながら自由に生きています。

 

ここではノウハウよりはそこに至った成長プロセスを話していくつもりなんで

どうやってお金を稼ぐか、どのレベルで稼げるのか、参考になればと思います。

 

きっかけとなった動画

スプレーアートを始めたきっかけとかは世界一周編で語ってるんで

ここではよりSunnyのスプレーアート史に沿って話していきますね。

 

スプレーアートを覚えようと思ったきっかけとなったYouTubeの動画がこれですね

 

たった5色のスプレー、紙と丸い何かだけでめちゃくちゃダイナミックに仕上げていくのに

出来上がりの繊細さと写真のようなリアリティに感動しました。

 

ただ、逆にたったこんだけの道具でできるなら自分にもできるなって思ったんですね。

いや、僕絵に自信あったわけじゃないんですよ。自信あるどころか超画伯で。

幼稚園児のが上手いんじゃないかってレベルなんですけど。

 

ちなみにこれがスプレーアートを始める前に描いた本気の絵です

希望しか見えてこないでしょ?w

これは当時住んでたシェアハウスでハロウィン絵心大会をした時の作品です。

まだ働いてた時なんで髪型なんかぼっちゃんですねw

 

他のスプレーアート動画を見ても、筆で陰影付けたり

遠近感出したりしながら細かく描いてるものはなかったんで

こんな画伯でも、というかこんなレベルだからこそ

スプレーアートならできると思ったんですよ。

 

なので断言します

 

スプレーアートは誰でもできます

 

画伯が言うんだから説得力あるでしょう。

 

ただやっぱり最初は思ってたほどうまくいかなかったですね。

 

スプレーアート初挑戦

さっきのピラミッドの動画を何回も何回も見てとりあえず道具を揃えました。

お試しでやるつもりだったんでスプレーはダイソーのを使いました。

買った色は白、黒、青、黄、オレンジですね。オレンジだけは別かな?

確か紙はよくわからなかったんで職場からコピー用紙をくすねたと思います。

丸いやつはクッキーの缶を使いましたね。

あとは新聞紙の上に広げてやってみました。

 

記念すべきスプレーアート初作品がこれです

安心してください。最初から上手かったわけじゃないんですw

A4じゃ小さすぎたんで2枚繋げて使いました。

何で動画のようにキレイに行かないか分からなかったんですけど

どうやら紙がスプレーを吸収しすぎているような気がしました。

 

また動画をじっくり観察して、どうやら光沢のある紙を使っていることがわかりました。

そこで写真用の光沢紙を買ってやってみました。

スプレーアート

 

若干マシになりましたかね。

コピー用紙と比べて模様のノリが違うと思ったんで、写真用光沢紙を使うことにしました。

 

その1週間後がこれです

ピラミッド

まだ汚いけどちょっとだけそれっぽくなってきましたね。

ダイソーのスプレーはすぐになくなるんで、この頃には市販のを使ってました。

たしか本体にラッカーって書いてあるやつだど思います。

更にその1週間後です

ピラミッド

ちょっと形になってきましたね。小ワザも使ってますしw

ピラミッドやりすぎて飽きたんで、これ以降はあまり練習しなかったと思います。

 

初宇宙の絵

ピラミッドと同時に宇宙もやってみました。

宇宙は変なテクがいらないんで初挑戦でもピラミッドよりも

それらしくはなりました

スプレーアート

 

恥ずかしいですね。みなさんの自信になればと思います。

 

その1週間後がこれです

スプレーアート

 

結構レベルアップしましたよねw

 

更にその1週間後です

スプレーアート

 

確かネットで見たやつマネしたんですけど

スプレーの色も増やしたんで見違えるようになりましたね。

宇宙も要領つかんで簡単になってきたんでとりあえず辞めました

 

それよりも他にやりたいことがありました

 

次のステップ

スプレーアートの動画を見ているうちにビルの絵に出会いました

 

何もないとこからハケみたいなもので一瞬でキレイなビル群が出てくる

その技法に魅了されました。

これ覚えたら食べていけるんじゃないかってw

 

それで最初に挑戦したのがこの動画ですね。

 

 

で、出来たのがこれです

スプレーアート

 

天と地の差ですよね。それはそれは難しかったですよ。

こればっかりは全然うまくいかなくてずっと練習してました。

その3ヵ月後です

スプレーアート

 

だいぶ様になりましたよね。今見ると恥ずかしいですけどね。

でも、そろそろ売れるレベルなんじゃないかって思い始めてましたよw

 

この頃には教材も買って岩とか山とか他の構図もやってたんで

そのうちに人前で披露してみようかと思ってました。

 

教材については別で詳しく説明してるんで興味ある人は見てみてください。

 

結局初めて絵が売れたのはスプレーアートを始めて半年後でした。

路上ミュージシャンがいるところに行って、おもむろに道具広げて。

持って行ったのは絵に必要な道具と、地面を汚さないためのビニールシート、

絵を描く台は道具を持ち運ぶ用のキャリーケースを使って

地べたに座りながら描いてました。

 

値段はよくわからなかったんで付けてませんでした

「お気持ちです」とだけ言うと「こっちのボランティア精神でやってますよ」

って解釈されることもあるんで

「お気持ちでやってるんでいくらでもいいですよ」って言ってました。

 

それだけです。特に難しいことはやってないです。

それなりのレベルかなと思ったら路上で試してみるといいですよ。

日本人にはまだ馴染みがないんでそこまでクオリティ高くなくても売れますからw

 

その後はすぐ日本一周したんで、バンバン売っていくことになりましたね。

 

量が質を生んだ日本一周

日本一周を始めてからは生活がかかってたんで

ガンガン描いてバンバン売っていく必要がありました。

 

無一文でスタートしたんで最初はキツかったですけど

ありがたいことに食事と寝床に困る状況に陥ることはなかったです。

 

僕もともと絵心ないんで、創造力がないんですよ。

出来る範囲のものしか出来なくて。

だから全作品違うデザインなんて不可能で

日本一周開始当初は10~15パターンの構図がありましたね。

 

特に宇宙とビルは人気高かったんで、売れる度に描き直してましたよw

 

でもずっと一緒のものを描いても飽きるんで

日本一周続けていくうちに試行錯誤して徐々に変えていきました。

ご当地のものも挑戦しましたよ。

 

ちなみに、描いた作品で良いのができたとしても

観客と一緒になって「おぉ~」とか言って写真撮るのがダサいと思ってたんで

自分の作品全然撮ってないんですよw 売れ残った時だけ撮る感じなんで。

 

だからあんま旅中の作品の記録がないんですけど

とりあえずこれは鹿児島に行った時に桜島をイメージして描きました

日本一周

 

 

たしか火山をイメージして描きましたね。いまだに絵心の無さを感じるでしょw

 

それでもさすがに日本一周中に300以上描いたんで質は上がりましたよ。

最後の方にヒッチハイク乗せてもらったお礼に一枚その場で描いたんですけど

その時はなかなか良いのが出来たしお客さんはドライバーだけだったんで

「自分でも綺麗にできたと思います」とか言って写真撮りました

スプレーアート

 

流れ星みたいにビューンってなってるのが多いですけどね。

 

まぁご覧の通り量をこなせば質は必然的についてくるんで

ガンガン練習すれば必ず売れるようになりますよ。

 

ちなみに値段はお気持ちでやった結果日本一周全体を通して

平均時給が3500円でした。

 

時給3500円て凄くないですか?そんなバイト、ちょっと怖い世界でしかあり得ないですよ。

むしろサラリーマンの平均時給が1500円とか2500円とかって話なんで

こんなの覚えたら会社で上司の機嫌伺って、モンスター新人にバカにされて

ストレス溜める生活なんかしなくていいんですよ。半年練習頑張るだけで。

 

才能なんて必要ありません。

 

僕にできたんですから。

 

タダモノではないおばあちゃん

 

余談になるんですけど、すごいおばあちゃんに出会った時の話をします。

 

日本一周中、大阪での出来事なんですけど

バスキングしてたら通りがかりのおばあちゃんが声をかけてくれて

泊まらせてもらうことになりました。

 

翌朝、そのおばあちゃんが近所のお寺のお坊さん、

まぁ尼僧さんだったんですけど、その方が絵が好きだからということで

家まで連れてきたんですね。まだ朝6時だったんで僕は爆睡してましたけどw

 

その尼僧さんが僕の絵をみるなり

「あんたの絵は模倣や、これはあんたの作品じゃない」って

ズバっと言われたんです。

 

この時僕は怒るどころか、正直

「何でわかったん!?このおばあちゃんタダモノじゃないぞ…」って思いました。

 

実際に僕がやってたことはネットで得たアイディアを組み合わせただけのものだったんで

自分で0から1を作ったことはありませんでした。

突き詰めて言うと誰もが0から1なんてないんですけど、

そういう意味では当時の僕は9を10にしたってとこでしたね。

だから自分がアーティストだなんて思ってなかったです。

 

「これは絵の力が強すぎる。あんたそのうち絵に殺されるで!」

 

尼僧ばあちゃんは本質を見抜いてました。

誰がやってもめちゃくちゃ綺麗に仕上がるスプレーアート。

スプレーアートそのものの魅力でそこそこいけてしまうから

オリジナリティやクリエイティビティが無いまま魅力に頼りきってしまうと

食われてしまうぞと。要は行き詰るってことですね。

 

僕自身それは理解していたんで、おばあちゃんの言わんとしていることがわかりました。

 

最後に、「しっかり仕事持って働いて、絵は趣味で続けて

自分の絵が描けるようになったらその内誰かが欲しがるから

そうなったら初めて絵で食べたらええねん」と言われました

 

さすがにそればかりは同意しかねましたけど、言うことを聞かずに旅を続けて

絵を描き続けてきた今の自分の作品を見せたら

どんな反応するんだろうって、今でも思いますね。

 

韓国で時給UP

日本一周中に韓国に寄った時にスプレーアートの反応が良かったんで

日本一周が終わって、世界一周の前に韓国遠征に行きました。

 

この時は使い慣れたスプレーを使いたかったんで

またフェリーでプサンに渡ってスプレーを持ち込むことにしました。

今では弘法筆を選ばずモードなんで

どこの国でも現地にあるやつでそれなりのものが描けますけどね。

 

ちなみに韓国でバスキング中におじさんに話しかけられて、

なんとそのおじさん昔オーストラリアでスプレーアートやってたみたいで

写真見せてもらったんですけど上手かったんですよ。

で、一つコツを教えてくれて。サーっといなくなったんですけど。

それからは惑星の立体感が増しましたね。思いもよらぬ収穫でした。

スプレーアート

 

 

韓国遠征は前回と同じようにプサン→テグ→ソウルと移動しました。

山あり谷ありで期待してたよりは売れなかったんですけど

この時には値段をつけてたおかげか時給単価が上がりました。

もしくは腕が上がったからか、日本のがウケが悪いからか…w

 

約2ヶ月の滞在で総売り上げ68万円

平均時給は5500円でした。

 

もう大企業の役員並みですよね。

言っても会社員みたいに毎日8時間稼働するわけじゃないんで

日給で計算することにはなるんですけど、

それでも短期間で十分な額を稼いで

余った時間を練習なりなんなり好きなことに費やせるんで

有意義な人生の過ごし方ですよね。

 

誰も知らないけど、バスキングって稼げるんですよ、実は。

 

世界一周でお宝国発見

 

 

韓国遠征の後、ようやく世界一周に出ました。

世界一周中は色んな国でバスキングしたんですけど、

その日暮らしのつもりだったんで記録はとらなかったですね。

 

ただ、とある国での人気が凄くて

1日だけの記録なんですけど

 

2時間半で7万5000円稼ぎました

 

時給にすると3万円ですねw

 

もう社長クラスですよ。

この日はたまたま前からの売れ残りとか大きめの高額の絵もあって

それが一気に売れて3万円をマークしたから

何時間も時給3万円をキープできるかっていわれたらそうじゃないんですけど

それでも1~2万円はずっとあったと思います。

 

 

、あるでしょ

 

 

しかも、誰でも練習さえ続ければ可能なんですよ

正直「おぉ、マジか」って思えてきたでしょ

 

これ言うとなんだか後ろめたいんですけど、

実際僕は旅をし続ける手段としてスプレーアートを身に付けたんで

元から絵が好きで始めたわけじゃないんですよ。

「テストの裏に絵だけ描いて提出しました」みたいな武勇伝もなけりゃ

アートに関して語り合う知識も品性もないです。

 

むしろ真逆にいた人間です。

そんな僕ができたんですから

他の人にできないわけがないです。

 

ピンときたら始めてみたらいいと思いますよ。

スプレーアートは今はまだブルーオーシャンなんで。

 

全成功者が共通して持っている性質

 

どうですか?ちょっとスプレーアート興味沸きましたか?

ちょっとリアルなお財布事情を話してきましたけど

思ったより大きな金額が動いて驚いたでしょう。

僕もこうなるとは夢にも思いませんでしたw

 

 

この記事を最初から読んだ方ならわかると思いますけど

僕に特別な才能があったわけじゃないんですよ。

むしろ元から絵心ある人に比べたら

ハンデ背負ってスタートしたようなもんですから。

 

じゃあ何がこの差を埋めたのか

 

 

継続です

 

 

ただやり続けただけです

 

もっと踏み込んで言うと

 

行動しただけです

 

「旅しよう」

「スプレーアート覚えよう」

「海外でバスキングしてみよう」

 

とにかく思ったことを行動に移し続けました。

その結果が時給3万円に至っただけです。

 

僕のモットーがあるんです

“思ってても口にしないのは思ってないのと一緒

口にしても行動に移さないのは口にしてないのと一緒

何事も行動する奴が一番偉い”

 

行動力と成功力は比例しています

行動した人だけが成功できます

 

「でも仕事が…」

「でも家族が…」

「でも時間が…」

「でもお金が…」

「でも才能が…」

「でも一人は…」

 

それ、誰に向かって言い訳してるんですか

いつまで何かのせいにし続けるんですか

 

スタートする前にあれやこれや心配しても仕方ないでしょう

何でもいいんでとりあえず一歩踏み出してみてください

 

動き出せば景色は変わりますから

 

 

足踏みしてても靴底は減るぜ

 

 

おまけ

最後に、デザートとしてオーストラリアで知り合ったバスキング友達が作ってくれた

Sunnyのカッコいいムービーでもお楽しみ下さい。

 



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