はい、ようこそいらっしゃいました。
今回この記事を訪問したあなた、
「世界一周したいけど、どういうルートがいいのかな?」
って悩んでる旅初心者であることを前提として話していきますね。
とりあえず「新世界一周」ってなってますけどワンピースの新世界のことじゃないですよ。
そんなん分かってるってかw
まぁ気を取り直して。
旅なんて十人十色で、人の数だけルートはあるんですけど
その中でも大枠の方向性というか、台風の進路予想図的なゴールデンルートがあるんですけどね
その中でもあなたが旅を通して得られる
経験値を最大化するために重要な事
を念頭に置いた「新」世界一周ゴールデンルートを紹介しますね。
このページに辿り着いたあなたは恐らく「世界一周 ルート」でググって
1ページ目に表示されるサイトを見比べて悩んでいると思いますが、
他の記事では触れられていない重要な観点をお伝えするので
参考になればと思います。
東回りか西回りか
まず世界一周の定義ですが
「太平洋と大西洋を同一方向に越えてスタート地点に戻ること」
だそうです。出典忘れちゃいましたけど。
なので「東回りか西回りか」という議論が出てくるんですね。
で、もう知っているかもしれませんけど、
東回りはいきなり太平洋を越えてアメリカ大陸に入り、
ヨーロッパからアジアに戻ってくるルートですね。
逆に西回りは最初はアジアから入りヨーロッパ、
そしてアメリカ大陸から太平洋を越えて戻ってくるルートです。
どちらも余裕があれば中東とアフリカを挟みますね。
で、僕がオススメするのが王道と言われる西回りです。
僕自身も西回りでした。
じゃあ何で西回りがいいか、その理由を説明していきますね。
西回りをオススメする理由
- 東南アジアは初心者に最適
- 西回りが多い
- スレる
- 英語
1.東南アジアは初心者に最適
西回りにすると最初にアジア、
特に東南アジアからのスタートが多いと思いますが
東南アジアが初心者に最適な理由が3つあります
- 治安がいい
- 移動しやすい
- 情報が多い
では一つずつ順に説明していきますね。
まず最初に行くであろう東南アジアは世界の中で比較的治安がいいです。
東回りにすると最初の国はカナダとかアメリカにすると思うんですが、
アメリカなんて自由の女神率いる銃社会なんでバンバン弾いてきますからね。
いや、そんなことないんですけどw
でも実際中南米はレベル高いです。治安良くはない。
ちょっと前も日本の大学生が銃で撃たれて死んでますからね。
まぁそんなことは稀にしても
カフェとかでカバンとか座席に置いたままトイレ行っちゃうような
平和アルツハイマー大国から出てきたばかりの人が行くと
確実にカモられます。
宿のスタッフが何かパクったりとか
果てはオーナーぐるみで荷物ごと持ってかれるとかありますからねw
まぁだからと言ってアジアでは何も起こらないことはないんですけど。
と言うか騙されたり盗まれたりとかもちろんあるんですけど、
身の危険に及ぶようなことは比較的少ないです。比較的。
まぁ宿に関しては予約サイトのレビューとかあるんでね
どこでも滅多なことはしないと思いますけどね、今どき。
で、次に東南アジアは移動網がわりと発達してるので移動しやすいです。
国内移動もメジャーな都市間なら本数多いし
国境も陸路で簡単に越えれるし
バスがやたら快適ですし
エアアジアのお膝元なんで飛行機も安いです。
そして、東南アジアは情報量が多いです
なぜなら日本からローコストで気軽に行けるので
予算の少ない学生さんとか
「世界一周は無理だけど東南アジア周遊はしました」とか
ヨガやってますとか
とにかく行く人が多いんでその分情報発信する人も多いからです。
「アジアン雑貨買い付けに行きます」って人はいるけど
「北欧雑貨買い付けに行きます」とか
「アメリカにコーラグッズ買いに行きます」とか
そんなのあんまいないですよねw
なので東南アジアは比較的情報が手に入りやすいです。
現地情報も国境情報も調べたら何でも出てきます。
以上、3点の理由から東南アジアは初心者にとって
旅に慣れる、経験値を積むのに最適な場所です。
2.西回り旅行者が多い
やっぱり王道なだけあって西回りの人は東回りより多いです。
アジア圏内はアジアだけ回ってる人も多いんですけど、
ヨーロッパ辺りで出会った日本人は基本的にみんな世界一周西回りでしたねw
同じ方向に進む人が多いってことは仲間が作りやすいってことです。
例えば「みんなで恋するダハブしに行こうぜ!」とか
「アイスランドでレンタカー借りて一周しようよ!」とか
中には数ヶ月一緒に旅をするって人も珍しくないです。
「いやいや、海外に出てまで日本人とつるみたくないし!」
って言う人もいるかもしれないですけど
恐らくそういう人って欧米系の人と絡みたい願望があると思うんですけど、
欧米人、特にヨーロッパ人はアジアに行きたい人が多いから
「西回り」って概念がないんですよね。
ヨーロッパはとっくに回ってるし。
って言うかむしろそこから来てるしw
逆の立場で考えると
「ヘイ!これから中国とか韓国通って日本行かね?」
って言われるみたいな
「いや、そっちから来たし」みたいなw
ついでに言っておくと、
アジアの中でも中国人は広大な国内旅行で手一杯ですし
韓国人は保守的なんで世界一周する人あんまいないですし
それ以外の国は世界一周どころじゃないしw
香港とかシンガポールなんかは旅よりワーホリが多いですね、何故か。
ということで日本人と出会う機会って嫌でも多くなると思うんですけど
移動の時に安心して荷物見てもらえるんで、それはデカいですよ。トイレとか。
現地着いたら解散すればいいだけなんで。
そういう意味も含めて「共に歩を進める仲間が多い」のが西回りの利点ですね。
3.スレる
次に「スレる」についてですけど
「アジアはいつでも行けるから東回りで先にアメリカ行った方がいい」
って意見もあったかと思うんですけど
果たしてアジアを最後にして新鮮な気持ちでくまなく楽しめますかって話。
多くの人が経験してるんでぶっちゃけますけど、
旅、、途中で飽きますw
なんか変に旅に慣れるというか、まぁ旅してる状態が日常になるんで
刺激が少なくなったり、他のとこと比較したり
要は、“スレる”んですよね。
まずアジアって特に海外経験少ない人にとっては
衝撃的に楽しいんですよね。めちゃくちゃ楽しい。
安くて美味しいものが溢れてて、目新しいものがいっぱいで、
仕事がいい加減で、でもそれが面白くて
遺跡とか海とか観光地も魅力的なとこいっぱいあるんですけど
東回りにすると
「マチュピチュとかペトラ遺跡のが良かったな」とか
「カリブ海とかイビサ島のが綺麗だったな」とか
何かにつけて感動が薄くなるんですよ。
そもそも観光もロクにしないみたいなw
まぁそれは逆も然りで
西回りでもヨーロッパ中盤辺りからそうなると思うんですけど。
そこでですよ
東回りでアジアに着く頃には、難易度高い順に回って来てるんで
幾多の修羅場をくぐり抜けてきた百戦錬磨の旅人状態ですよ
超サイヤ人を超えた超サイヤ人なわけですよ
最後のアジアは平和すぎて刺激がないんですよ。
ブウ倒す頃にはフリーザ一撃みたいな。
もう戸愚呂120%なんでね、満足しきってるんですよ。
「もうアジアもつまらないし、近いからさっさと日本帰ろうか」みたいな
やることやって賢者モード入っちゃってるんですよ。
で、また「アジアはいつでも行けるから」って後回しにして
その後どうなるんですかってことですよ。
…まぁ機会見つけて行くんでしょうけどねw
ただ日本帰って仕事見つけたりしたら難しいんでね。
いつでも行ける論には反対はしないですけど
スレたとしてもアメリカ大陸は否が応でも
全クリして太平洋越えないと旅が終わらないんでね
敢えて先にアジアをクリアしとく方がいいですね。
4.英語
他のサイト見ると「東南アジアは東回りの英語圏と違って
そこまで英語力必要ないからどーのこーの」
って意見が見えますけど
僕がいいたいのはそういうことではなく、むしろ逆です。
ここで僕が西回りを勧める最大の理由
旅の経験値を最大化する重要な考え方を
語っていきたいと思います。
旅の経験値を最大化するために重要なこと
ちょっと、散々もったいぶって来たんで
結論を先に言いますと
旅の経験値を最大化するためには
最初にフィリピンに行って英語力をつけましょう!
ということです。(コチラに具体的なメリット書いてます→英語習得なら絶対にココ!旅前にフィリピン留学を勧める3つの理由)
「何だ、そんなことかよ。意外とフツー」って思ったでしょ。
そりゃ英語できた方がスムーズに旅ができるしトラブルに巻き込まれる確率が下がりますもんね。
でも、そうじゃないんですよ。それだけじゃない。
じゃあこれから英語力をつけるべきとする理由を話していきます。
まず、ベクトルの考え方を念頭に置いてほしいんですが、
よく自己啓発系で何かを継続しましょうって時にベクトルの話が出てきますよね?
毎日継続すると、数年後の立ち位置がだいぶ違いますよって話。
毎日筋トレすると、1年後には超サイヤ人ですよ、みたいな
戸愚呂でもいいですよw
てか、さっきも出たけど世代丸出しの古さですね凹○
とりあえずそのベクトルをイメージしてもらえればいいです。
分度器のがわかりやすいですかね?
英語力を付けると、ベクトルが、分度器の角度が変わります。
英語力を付ければ付けるほど角度が上がりますね?
ということは、その延長線上の着地点と
英語力0の延長線上の着地点とでは
かなりの差が開きますよね?
これ、旅が長ければ長いほど差が大きくなるのは
容易に想像ができると思います。
要は、英語力付けた分だけ旅の内容が濃くなるわけですね。
同じコストと時間をかけても、得られるものが全然違うんですよ。
機会損失しに行ってしまうわけですよ。
ゴールに宝箱があるって分かってるのに
カギを持たずにスタートするみたいな。
まぁ経験なんてドラクエみたいに数値化できるわけじゃないんでね、
どれだけの差になるかって比べることもできないから
想像しにくいとは思いますけど。
まぁ言いたいことは分かりますよね?
ということで、最初はフィリピンに飛んで数ヶ月語学学校でシゴかれて
十分な英語力を付けてから旅を始めると旅終了後の経験値が最大化されますので
是非ここは外さずにやってほしいですね。
超得する!英語できる人だけが知っている旅中の具体的なメリット
ではいよいよ旅のルートをシミュレーションしてみましょうか
日本→フィリピン→東南アジア
まずフィリピンに飛んで
その次に東南アジア。
フィリピンからはベトナムが近いんですけど
タイが一番難易度低いし飛行機も多いので
タイの首都バンコクに飛んでしまっていいと思います。
東南アジアを網羅したいのであれば
インドネシアからシンガポール、マレーシアを通って北上すれば
効率よく回れます。
東南アジア→インド
東南アジアが終わったらインドへ。
だいたいバンコクから飛ぶと安いですね。
インドは北と南で人柄も食べ物も変わってくるので
個人的にはどっちも行ってほしいんですが
ササっと済ませたいならコルカタinして
バラナシ→アグラ→デリーと行けば
いわゆる普段僕たちが見聞きする
「The インド」感が味わえると思います。
南北両方攻めるなら、南から入るのをお勧めします。
主要空港(デリー、ムンバイ)が北の方にあるんで、
先に南をクリアしちゃいましょう。
インドは東西南北問わず魅力的な街があるので
自分で最適なルートを作るのがベストです。
とりあえず僕はハンピとマイソールが好きでしたね。
猿の惑星のようなへんぴなとこにある街、ハンピ(危うく投獄…)
インド→トルコ
インドの次はトルコに飛びましょうか。
トルコはアジアとヨーロッパの交易の中継地点なので
東の文化、西の文化、東西ミックスの文化が味わえて良いとこ取りです。
ここからガラッと雰囲気が変わって、途上国感がなくなります。
ヨーロッパ入門みたいな。それでいて独特です。
ご飯美味しいですしね。
あ、ちなみにカッパドキアの気球体験は世界一周で一番感動しましたね。
トルコ→ヨーロッパ
トルコの次はいよいよヨーロッパですね
そのまま東欧から西欧まで回ってもいいし
ピラミッド見たかったらイスラエル、ヨルダンで死海とペトラ遺跡
→エジプトのダハブ→カイロでいいと思います。
で、エジプトからギリシャに飛べば東欧からの欲張りルートに復帰できますね。
モロッコに行くなら
ヨーロッパはアフリカも回るかどうかで動き方が変わるんですが
モロッコだけでも行っておきたいのであればパリからロンドンに行かずに
そのままスペインを南下します。
ユーロスターでパリから海底トンネルを通ってロンドン入りしたいとこですが
モロッコからロンドンの飛行機が安いです。
スペイン南部のアンダルシア地方というところに行けば
いわゆるスペイン式の「バル」が本格的ですし、
日本人がイメージするスペインの文化が濃いので
「スペイン来たぞ、ドヤ」感出したければ、
バルセロナのガウディもいいですけど僕は断然南がオススメですね。
バルセロナだけじゃない!魅力たっぷりのスペインアンダルシア地方
一番下のジブラルタルまで行けば船でモロッコ入りできます。
あ、ちなみにモロッコに行くつもりなのであれば
グラナダのアルハンブラ宮殿には行かなくてもいいです。
世界遺産のアルハンブラ宮殿はチケットの予約したり
入場するのも大変で、しかも15ユーロもするんですが
モロッコ行けばそこら中に似たようなのがあるんで。
↑まぁこれが“スレ”の始まりですねw
ヨーロッパ→アメリカ
イギリスからアメリカ大陸に飛びますが、
北から攻めるか南から攻めるかという問題が浮上します。
南米から日本の飛行機が高いので、値段をとるなら南からのがいいですが
ここもまた経験値を最大化するのであれば確実に北からがいいです。
なぜならスペイン語を覚える必要があるからです。
英語は最初に覚えたので、アメリカは楽勝だとして
中南米からはスペイン語圏になるので、
メキシコかグアテマラで語学学校に行くと効率が良いです。
中南米はほぼスペイン語で網羅されてるので
スペイン語ができると確実に選択肢が広がります。
やはりラテン系の血が流れているからか
情熱的でフレンドリーな人が多く、
英語を話せるだけじゃ経験できない世界がある
らしいです。
実は僕は色々事情があって南米から北上しました。
その頃はあまり気にしていなかったけど、
今になって思うとかなり後悔しています。
実際アルゼンチンの宿ですごくいい奴と出会ったんですけど、
相手がスペイン語しか話せなかったので
英語だけじゃ深くコミュニケーションがとれず
悔しかったのを覚えています。
だからこそ今この記事を読んでいるあなたには
最高の思い出を作ってほしいと思って話してます。
ただ、「英語もやってスペイン語も厳しい!」ってなると思います。
ここで話していることを全部やると時間もお金もかなりかかってきます。
その場合は英語だけでも確実に押さえてください。
やはり世界共通言語の破壊力は凄まじいですから。
ただし、南米は本当に英語が通じないので
アプリか何かで事前に独学しておく方がいいです。かなり苦労します。
僕もスペイン語はアプリで勉強しました。
かなり脱線しましたけど、ゴールデンルートをまとめてみると
日本→フィリピン→東南アジア
→インド→トルコ→ヨーロッパ
→アメリカ大陸→日本
ですね
これでもシンプルにしたんですけど、迷ってしまいますよね
なんせ一世一代の大イベントですからね
まとめ
以上が台風進路予想図的なおおまかなルートですが
もちろんオリンピックやワールドカップ、お祭り等のビッグイベント、
出発時期や予算、旅行期間等の状況によって
ルートは大幅に変わると思います。
更に言えば、出発前にルートを決めていても
ほぼ100%計画通りには進みません。
旅先での出会い、ルート外への誘惑
テロ等の予期せぬハプニング
旅をしていると計画を変えざるを得ない状況がいくらでも出てきます。
安いからと言って、だいぶ先のチケットを買ったりすると旅が窮屈になります。
むしろそのチケットを破って旅程変更するのも旅の醍醐味です。
もっと言えば、「先が見えない、行き先が決まっていないこと」が旅です。
サラッと格言が出ましたよ。
あまり深く考えてないですけど。
とにかくこの
「新ゴールデンルート」を目安にフレキシブルに動き、
最大の経験値とともに最高の思い出を作ってください。
何回も言いますけど、英語だけは確実に身に付けてくださいね。
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