4ヶ国語を操る言葉の魔術師Sunnyの留学話

 

はい、ようこそいらっしゃいました。

 

ここではSunnyがどうやって4ヶ国語を操るようになったかを

話していきたいと思います。

って言うとおおげさですけどね、留学の話です。

 

まぁ昔の話なんでね、僕は別の方法をオススメしてますけど

興味あれば読み進めてください

 

一応言っておきますけど、純日本人ですからねw

ずっと日本で育ったので、帰国子女とかおじいちゃんあたりが外国人とか

そういうのは特にないですから。全部勉強です。

 

では

 

中国留学編

 

吉と出た推薦

まず何故中国語を勉強するに至ったかですけど、話は大学受験に遡ります。

 

高校の頃、別に頭良くなかったんですけど

テストだけは徹夜の詰め込み勉強で点数は稼いでたんですね。

で、たまたまクラスメートがアホばっかりだったんで

相対的にマジメで頭が良いポジションだったんです。

300人いるうちの100位ぐらいで「おぉ~!」みたいな。

 

まぁ成績は絶対評価に変わった時期だったんでテストだけ頑張って、

クラスメートのおかげで相対的に内申評価が高くて

大学受験の時には推薦が狙えたんですよ。指定校で。

 

僕、当初はツアーガイドになりたかったんで観光学部に行きたかったんですけど

通学圏内になかったんで諦めたんですよ。家ビンボーだったんでそんな余裕なくて。

 

そこで学費が国立並みに安い大学があって、

旅行に関する資格の講座が開かれるってことを知ったんで

推薦を受けてみることにしました。

 

指定校推薦なんで校内での競争になるんですけど、

学部が3つあって、その中に「現代中国学部」っていう

わけのわからない学部があったんですよ。

僕は逆にそこに目をつけました。

 

当時中国の経済成長が10%台だとか騒がれていた時期で

中国語覚えていたら就職に有利かなと思って受けることにしました。

 

そんな怪しい学部誰も受けなかったんでしょうねw 無事指定校を勝ち取りましたよ。

勝ち取ったというか不戦勝ですね、たぶん。

他の経済学部とか受けた子は評点平均最大が5のうち4.9あって

僕は4.0とかだったんでこの選択は正解でしたね。瞬殺されるとこでした。

 

そんな理由で中国語を勉強し始めました。

 

ユニークな必修科目

その大学のカリキュラムがちょっと特殊で

2年生の春の1学期間は全学部生約200人が

中国に行って勉強するのが必修科目だったんですよ。

 

中国のとある大学の敷地内にうちの大学の寮があって生徒全員収容できるんですけど

その寮に教室もくっついてて、起きて30秒でパジャマのまま教室行って授業受けるみたいなw

1年の頃は片道2時間かけて通学してたんで、それはそれは楽でしたね。

授業も午後2時ぐらいには終わって、その後は自由で

長期の修学旅行みたいな感じでした。

 

もちろん中国語習得に特化したプログラムなんで

授業は中国人の先生によって全部中国語で受けるんですよ。

最初は全然わからなかったんですけど、徐々に慣れてきて

途中からはクラスを沸かしてましたね。大喜利みたいな。

 

3連覇目指した結果

僕1年の時の成績がよかったんでAクラスっていう特殊クラスになったんですよ。

周りは高校の時からやってますとか、親が中国人ですみたいな人がいたんですけど。

2週間に1回テストがあったんですね。で上位10名は掲示板に発表されるんですけど

3回目ぐらいのテストで経験者差し置いて1位獲ったことがあって。

せっかくだからって調子に乗って3連覇目指すようになって。

 

正直このプログラムって修学旅行の延長みたいなもんなんで

みんなお遊び感覚だったんですよ。

授業終わったらゲームしたり買い物行ったり、遠出したり。

勉強してる人なんて一握りだったんですけど

僕は3連覇狙ってたんで全く遊ばずに勉強しまくってたんですね。

 

で、2連覇のかかったテストでは3位転落して、次のテストも3位ぐらいで

 

周りの友達はみんな遊び呆けてるのに自分全然遊んでなかったんで羨ましくて、

なんか一生懸命勉強してるのがバカバカしくなって一緒に遊ぶようになっちゃいましたね。

それ以降は得意の徹夜勉強で成績だけはキープするようにしましたw

 

改めて留学を

学期末に中国語のTOEIC的なテストを受けるんですけど

最初の頃は就活で使えるぐらいのスコアを取ろうと意気込んでたんですけど

結果遊んじゃったんで全然届かなかったですね。

 

それで留学を決意しました。就活で役に立つぐらい身に付けようと。

 

留学は北京の一番有名なとこにしました。

多国籍率が高いって聞いたんで、あわよくば英語も少し学べるかなと思ったんですね。

 

交換留学制度があったんですけど、1年間のトータルコストが

あまり変わらないんで私費で留学することにしました。

単位はほぼ全部取ってたんで単位交換する必要がなくて、私費のが自由度が高かったんですね。

交換留学は学校から奨学金みたいな、お小遣いが出てたのを後で知ったんですけどねw

 

私費だったんで手続きは全部自分でやりました。ビザの申請から必要書類の準備まで。

そしたらめちゃくちゃ大変でしたよ。

 

留学初日から

 

現地に着いたら、入学費用か何かを銀行かどっかで印紙みたいなもので収めるってことになって

中国語に自信ないしよくわからなかったんで

難しくて不安で泣きそうでしたよw やっぱ辞めて日本帰りたいなーって。

 

まぁいきなり逃げ出すわけにもいかないんでね、めげずに無事入学手続きを進めて、

クラス分けテスト受けて6段階のうち上から3番目のレベルでスタートしました。

中の上ってやつですね。

 

クラスは思ったよりも多国籍でした。ベトナム、インドネシア、フランス、アメリカ

メキシコ、モーリシャス、オランダ、ブルネイとかそんなとこでしたね。

全体で日本人と韓国人が圧倒的に多いんですけど

下のクラスに行くほど日本人韓国人比率が高くなってるっぽかったですねw

たまたま僕のクラスには日本人も韓国人もいなかったです。

 

最初の学期は割と簡単で、宿題さえやれば付いていける感じでした。

日本人特有の読み書きはできるけど聞く話すは苦手って状態でしたね。

余裕出して英語の勉強も平行してやってました。

授業は問題なかったんですけど、前回の学部全員で中国に行った時には感じなかったんですけど

今回は一人なんで生活面がキツかったですね。

 

常識の価値観

1,2ヶ月ぐらい経つと中華料理が油っこ過ぎて口に合わなくなってきたのと

何より中国人のマナーがストレスでしたね。

 

たぶん今でも中国人は列を作らないとか日本でも有名だと思いますけど

それだけじゃなくて、人にぶつかっても謝らないわ、手で押しよけて進むわ

「何で自分のことしか考えられないんだ」って常に憤ってました。

もう嫌すぎて日本に帰りたいとさえしばらく思ってましたね。

 

日本って列に並んでても少し空間あるじゃないですか。コンフォートゾーン的な。

中国では隙間なく並んでないと平気で割り込んでくるんですよ。

っていうか割り込むって概念すらないんですよね。

「空いてるから入っただけ」なんですよ、彼らにとって。

 

そういうマナーの悪さにいちいちイラついてたんですけど、ある日考えが変わりました

 

「自分の常識内でのものさしで測るからダメなんだ。ここではそれが普通なんだ」

 

そう思ってからは気持ちが楽になったというか、許せるようになりました。

何か起きても笑いのネタにしてましたね。

なんなら自分もマナー悪く振舞うようになりましたしねw 郷に入ればってやつですよ。

 

でもこの意識の変化は大きかったと思います。

日本の常識は世界でも常識とは限らないですからね。良い意味でも悪い意味でも。

それ以降は柔軟に考えるようになりましたよ。

それまでは自分の考えがいつも正しいって思う節があったんですけど

「そういう考えもあるのか」って受け入れるようになりました。

 

激務の後期

前期の期末テストは難なく合格して、後期は上級の下のクラスに進級しました。

前期は壁を乗り越えてからは悠々自適に生活してたんですけど

上級になってから教科書の内容がいきなり激ムズになったんですよ。

中学生レベルの国語の内容が大学レベルになった、みたいな。

 

分からない単語が多すぎて、しかも意味も難しいし、

最初は1ページ読むのに1時間かかってましたよ。

予習復習しないと絶対ついていけなかったです。

 

宿題も山ほど出てたんで、授業終わって家帰ってからは

宿題と予習復習で1日が終わりました。

それまでの人生で一番勉強してましたね。

 

1ヶ月ぐらいしたら新しいレベルには慣れたんですけど

それからは中国語版TOEICの勉強にとりかかりました。

たまたま前学期で帰国するクラスメートにそれ用のテキストをもらったんで

それで勉強することにしたんですけどめちゃくちゃ分厚くて、

試験日から逆算すると全部こなすのにウンコする暇もないぐらい

時間を費やさないといけませんでした。

 

毎日10時間ぐらい勉強してましたかね。おかげでダヴィンチコードの中国語版も

スラスラ読めるようになりましたよ。ピーク時は日本語を読むより中国語のが早かったですw

 

留学の成果は

中国語版TOEICってレベルによってテストが分かれてて、

一番下が3級~5級。なぜか1級からじゃないんですけど。

次が6~8級、一番難しいのが9~11級なんですよ。

9級からはTOEICで言うとこの900点オーバーのレベルなんですけど

これには少しカラクリがあって、実は9級より8級のが難しいんですよ。

 

というのも、8級は中級テストで満点とらなければいけないのに対して

9級は上級テストの最低限のレベルをクリアすればいいんですね。

だから一般的には8級のが難しいって言われてて、7と9を取れる人が多いんですけど

就活とかではそういうの知らない人多いんで9級のが目立つんですよね。

 

で、僕は8級取ったんですよ。見事に。

で、9級は落ちたんですよ凹○

 

意味不明でしょw 何かのドッキリかと思いましたよ、最初。

作文で落ちたんですよね。テーマが日本語で考えたとしても難しくて。

他は分野は10級あったんですけど、作文だけダントツに悪くて落ちましたね。

それも含めて実力なんでね、言い訳なんですけどね。もったいないことしましたよ。

 

でも、会話力は付いたんで満足でしたよ。言いたいこと何でも言えるようになったんで。

僕、語学学校は大喜利する場所だと思ってるんでSunnyワールド全開でしたね。

 

体を張って親孝行

 

 

そういや余談なんですけど、僕中国で入院したんですよ。

しかも原因がちょっと変わってて。

 

日本にいる大学の友達と久しぶりにスカイプで話してて大爆笑した日があったんですよ。

それで翌日なんか背中が痛くて息苦しくて、病院行ったら気胸って言われましたよ。

肺に穴が開いて空気が漏れて肺を圧縮する病気ですね。

 

なぜか20代で背が高くて痩せててイケメンがなりやすい病気なんですけど、

僕全部当てはまっちゃっててw

本当はくしゃみしたり転んだり、ひょんな衝撃から発症するらしいんですけど

爆笑して発症するなんて、ある意味笑えないですよね。

 

中国で手術なんて恐ろしすぎるんで日本に緊急帰国したかったんですけど

すでに肺が25%縮んでて、飛行機に乗ると気圧の変化で逆に危ないらしく

すぐに手術することになりました。

 

一応外国人用のキレイな病棟だったんですけど、簡単な手術だからか

病室内での作業だったんですよ。ハエ飛んでるし。

殺菌大丈夫なの?って感じでしたよ。思わず笑っちゃいましたね。

しかも担当の医者が初心者で。横にベテランがついてるんですけど

「違う違う違う!」みたいな、せわしいんですよ。

もう不安で仕方なかったですねw

 

手術内容はドレナージって言って

脇に切り込みを入れてそこから管を10センチぐらい通して空気を出すんですけど

局部麻酔はしたんですけどめちゃくちゃ痛かったです。

たまにニュースで包丁で刺されたとか聞きますけど、相当痛いんでしょうね。

 

とりあえず無事手術は終わって、管は一週間差したまんまなんで

寝返りが打てなくてキツかったですけど

お腹は問題なかったんで普通に食事はできたんですよ。

病院食がなぜかレストランのメニューで、保険効いてるんで好きなもの頼めて、

節約してたんで普段高くて食べないような豪華なものばかり食べてましたね。

 

それだけじゃないんですよ。

保険って3日以上入院すると救援者費用ってのが下りて、

身の回りの世話をしてもらうために3人まで助けを呼ぶことができるんですよ。

しかも助けを呼ぶ相手のスケジュールもあるんで

必ずしも入院中でないといけないわけじゃないんですね。

 

僕は家族を呼んだんですけど、仕事の都合があったんで

結局来れるのが僕が退院してからだったんですね。

僕もうピンピンしてるんで、普通に豪遊しましたよw

 

昔父親が旅行会社で働いてたんで、当時の部下に全部頼んで

たぶん移動代とか食事代とかの名目で観光地に行って、

高級ホテルのレストランで食事して、

五つ星ホテルのグランドハイアットに泊まってましたよ。

中国なのに朝食なんて4000円ですよ。

僕もずっと一緒に行動してたんですけど、めちゃくちゃ美味しかったです。

中華4000年の本気を見ましたね。

 

結局そのお見舞い“旅行”代100万以上してたみたいなんですけど、

保険の加入代が10万円ぐらいだったんで10倍に化けましたね。

体張って親孝行しましたw

日本にいたらもっとお金かかってたと思うし、中国語の成長も見せれたんで

このタイミングで発症して逆に良かったと思いました。

 

本当は現実逃避

無事期末試験も中国語の試験も終わって帰国が近づいてきたんですけど

帰国してから就職活動が始まるのかと思うと実感がないというか

気乗りがしませんでした。

 

あわよくば身に付いたらなと思ってた英語もままならずで

ふと未来を想像したんですよ

 

仮にこのままグローバル企業で働いて中国駐在が決まったとして

中国人もいれば他の国からの駐在員も一緒に仕事したりして

でも中国のエリートって英語ペラペラなんで、他の外国人とは英語でやりとりして

僕はついていけずに取り残されて…

 

そんな未来を想像してしまったんですね。

まぁそんなウマい話はなくて完全に妄想なんですけどねw

 

それと、当時は将来貧困地域に学校を作りたいと思ってたんですよ。

今も思ってますけど。

で、現地の人とコミュニケーションとるのに英語が必要になるだろうと。

それなら学生のうちに身に付けた方がいいなと。

 

そんな妄想と就活する自分が想像できない現実逃避で

英語を勉強しにもう1年留学することにしました。

 

ワーホリinオーストラリア編

修学旅行で

高校の修学旅行が沖縄だったんですよ。

沖縄って米軍基地あるじゃないですか、それで駐在してる軍人さんの

家族もみんな基地内に住んでるってのがあって

1日ホームステイ体験したんですよ。

生徒3人1組で1家族ついてたんですけど、なぜか他の二人が全然喋らなくて

車も僕が助手席に乗ったりして、中心的役割だったんですよ。なぜか。

相手が何を言ってるかほとんど分からなかったんですけど

助手席でだんまりするのも気まずいと思って

勇気出して知ってる単語を捻り出して組み立てた文章が通じたのが嬉しかったですね。

 

それをきっかけに違う言語でコミュニケーションをとる面白さを覚えたんです

 

今思うとこれが英語やりたいと思うようになった種でしたね。

 

オージー一択

調べてみると当時はフィリピン留学なんて聞いたことなかったんで

英語圏留学ってめちゃくちゃ高かったんですよ。1年で200万みたいな。

うちビンボーでそんな余裕なかったんでワーホリで働きながら勉強することにしました。

あ、ちなみにうちの大学は休学費用が年間で10万円だったんですよ

他の大学は数十万とかあるみたいでビックリしましたね。

 

行き先はカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの選択肢があったんですけど

確かニュージーは仕事が見つからないとかの情報があってパス

カナダは過去6ヶ月以内にいたらいけない国みたいなのに中国が含まれてたんでパス

消去法でオーストラリアになりました。

 

オーストラリアのワーホリは一応3ヶ月だけ語学学校に通っていいってルールだったんで

最初の学費だけ親に負担してもらってオーストラリアのシドニーに飛びました。

 

最初の語学学校

安い学校だったんでカリキュラムも先生もしょぼかったんですけど

たまたま誰もが入れる特別発音コースがあって、熱血先生が教えてたんですよ。

ネイティヴじゃないんですけど、努力に努力を重ねて

誰からもネイティヴに間違われるレベルになったんですね。

自分を追い込んでそこまで上り詰めたんで生徒にもめちゃくちゃ厳しくて

「学外でも絶対英語以外話すな!同じ国の人と住むな!」みたいな。

 

そこでかなりシゴかれたんですけど、それとは別で課外授業も受けてました。

それも誰もが参加できるレッスンで、

文法と時制の反射神経を鍛えるスピーキング用エクササイズでした。

 

その両方を約3ヶ月続けたらネイティヴとの会話が成立するようになってましたね。

 

職をもとめて

学校に通ってるうちは勉強に集中してたんで仕事はしてなかったんですけど

学校が終わる頃には貯金もなくなってきて仕事探しを始めました。

 

シドニーの日本食レストラン、いわゆるジャパレスってやつですけど

超劣悪環境だったんですよ。税金払わずに不法で低賃金で就労させてて

法的な最低賃金が時給16ドルぐらいあったのに対して8ドルとか9ドルで雇って、

10ドルあればいい方だけど死ぬほど忙しい、みたいな

 

で、働いてる人全員日本人なんで英語伸びないし、

絶対ジャパレスでだけは働きたくなくて

ローカルのカフェとかに履歴書みたいなのを配って回ってました。

1ヶ月ぐらい探してたんですけど見つからなくて、

結局泣く泣くジャパレスに応募しましたね。

ただ、キッチンで皿洗いだったんですけど、普通の劣悪レストランじゃなくて、

オーナーは日本人だけどスタッフみんな外国人だったんで

時給は10ドルでしたけどギリギリセーフかなとw

 

でも仕事中は忙しすぎて喋るヒマないし、終わったらみんなすぐ帰るし

話しかけてもなんかウマが合わないし、面白くないんですぐ辞めてしまいました。

 

とりあえず英語環境に身をおかなきゃと思って

それまではワケあって日本人のシェアハウスに住んでたんですけど

外国人しかいないところに引越しました。

 

ケンブリッジ英検

ワーホリの目標なんですけど、日本を出発する前に

ワーホリエージェントに学校とか相談したりしてて

そこでケンブリッジ英検というものがあることを知りました。

日本はTOEICがものさしになってますけど

ケンブリッジ英検は世界的に使えて、しかもTOEICみたいに有効期限のない

一生ものの資格って聞いたんですよ。じゃあそれを取ろうじゃないかと。

 

オーストラリアのワーホリって3ヶ月以上は語学学校に行けないことになってるんですけど

同じ学校に3ヶ月以上在籍できないだけで、学校を変えれば問題ないという

グレーゾーンをエージェントの人に教えてもらいました。

 

最初の3ヶ月で一応ネイティヴと会話できるよにはなったんですけど

読み書き、聞き話しが総合的にまだケンブリッジ英検を取るための

コースに入ることすらできない英語力だったんで

半年後の入学時期まで独学で続けていました。

 

体を張って学費を

その前に学費を稼がないといけなかったんで仕事探しもしていたら

治験の仕事が目に入ったんですね。薬の人体実験です。

GSKという世界2位の製薬会社が、もうすでにある地域で販売している薬を

アジア人向けに開発しているもので、

「1ヶ月間週末だけ病院に泊まって薬の投与と採血だけで4000ドルの報酬」

というオイシい内容だったんで参加条件も揃ってたんでろくに調べもせずに参加しました。

被験中は外出禁止の軟禁状態で、食事も付いてて

ヒマな時は本読んだり他の被験者とゲームしたり楽しく過ごしました。

この時にヒマがあったんで単語帳2冊を丸暗記したのは後々の財産になりましたね。

 

ちなみにステロイド系の薬剤だったんですけど、まだ問題は起きてないですよw

 

人生初の全身麻酔で

 

あ、治験で思い出したんですけど、僕オーストラリアでも入院したんですよ。盲腸で。

それが幸運なことに慢性なんとかってやつであまり痛みがなかったんですね。

運動してるとなんか下腹部が違和感あるなと思って、それが右側だったしずっと続いたんで

病院行ってみたら盲腸炎でしたってことで。

 

盲腸って大腸の端っこにちょろっと付いてるんですけど

そこにウンコか何かが溜まって石になってしまって

それで炎症起こしてたみたいで、もともと要らないものだから切除しましょうってなって。

でも今回は先進国の医療を受けられるんで安心でしたw

 

内視鏡を使っての簡単な手術だったんですけど、人生初の全身麻酔にはびっくりしました。

「今から麻酔入りまーす」とか言われて、意識ガンガンある中ゴロゴロ運ばれて

「え、麻酔効いてんのかな」って不安に思ってたら

 

痛みで目が覚めたんですよ。

 

手術が終わってて、いつの間にか夢見てて、麻酔が切れてるから穴あけたとこ痛くて

あっという間もなく終わりましたよ。

 

ただ残念ながら今回は家族は呼べませんでしたw

欧米の病院て入院期間短いらしいんですよね。

妊婦さんも出産したら2,3日で退院するらしくて。

僕も手術したその日と翌日だけ入院して3日目には退院しました。

仮病つかってもう一泊すれば家族呼べたんですけどね。

体調は良好でウソついてまで延泊する心臓は持ち合わせてなかったんで

そのまま退院しました。

いいとこまで行ったから惜しい気持ちはあったんですけどね。

 

でも海外保険入ってるこのタイミングで

遅かれ早かれしないといけなかったであろう手術ができたんで

これはこれでラッキーでしたね。またしても。

 

2つ目の学校

 

大幅に話逸れましたけど、治験で大金が一気に舞い込んだんですよ。

運よく学費が払えることになって、勉強を続けてた成果もあって

なんとかケンブリッジ英検コースに入学しました。

 

この時も多国籍でしたね。韓国、チェコ、イタリア、フランス、スペインだったかな?

またしても大喜利モードでしたよ。西洋人の好きそうなブラックジョークとか

先生からお題が出るたびにボケて、いつも「You are not Japanese!」って言われてました。

おおかた日本人はシャイでユーモアがないってイメージだったんでしょうかね。

 

先生に当てられる度にみんな「次は何を放り込んでくる?」

みたいな眼差しをくれるのが気持ちよかったですねw

 

授業内容は難しかったですよ。文法とかはほぼ出来てたんですけど

フォーマルな言い回しとか難しい単語出てきたりで、

ケンブリッジに受かるレベルまで程遠いと感じてたんで

宿題やって、分からない単語全部覚えて

学校のテキストの他に別のテキストまでやって、

同時にスピーキング力アップのために映画の字幕まるまる覚えて

中国の時みたいに最後の3ヶ月は毎日10時間ぐらい勉強してました。

それだけやらないと満足しないってか不安で。クレイジーモードですよね。

 

でもそのおかげで狙っていたケンブリッジ英検は見事合格しました

 

って言いたいんですけど、落ちちゃいました凹○

 

確かこのときも作文か何かの点数が足りなくて落ちましたよ。

作文どんだけ苦手やねんって話ですよね。

 

その代わりと言ったらなんですけど、TOEICもちゃっかり受けてて

TOEICは900点ぐらい取りましたよ。正確には確か875点ですけど。

875て、「おぉ~!」ってよりは「お、おぉ~」みたいな中途半端なんで

ここは約900点て言わせてくださいw

 

まぁなんで結論言うと中国留学もワーホリも、狙った結果は残せなかったですね。

さすがに「あんなに勉強したのに…」ってヘコみましたね。

 

でも中国語も英語も満足いくレベルまで話せるようになったんで目標は達成したと思ってます。

中国駐在しても他の外国人とも渡り合えるし

学校作っても地元の人とコミュニケーション取れる自信はありますねw

 

ランゲージエクスチェンジ

 

韓国語に関してですけど、オーストラリアって韓国人めちゃくちゃ多いんですよ。

たぶん日本人より多くすれ違ったと思います。

基本シドニーにはアジア人多かったんですけど、中国、韓国、タイ人が特に多かったですね。

 

なんで語学学校に行けばもちろんどこにでも韓国人がいて、

文化も感覚も似てるんですぐに仲良くなりました。

たまたまクラス分けテストを同じ日に受けた韓国人と同じクラスになって

そいつとは今でも毎年のように会いますね。

まぁ僕が自由の身なんで一方的に会いに行ってるんですけどw

 

それで韓国人とツルむことが多かったんで、自然と覚えました。

文法もほとんど一緒で発音が違うだけって感覚なんで簡単に覚えましたよ。

簡単に覚えたって言っても、買い物したり場所聞いたり、旅行でちょこっと使える程度ですけどね。

 

もし韓国人の友達ができたら、話そうとしてる一文一文を韓国語でどう言うか聞いてると

そのうち文法法則みたいなのも分かってくるんで興味あれば試してみてください。

 

ワーホリに行くよりも

以上がSunnyが4ヶ国語を話せるようになった背景です。

まぁ1年ずつその土地にいたらそりゃ話せるようになるわなって感じでしょ

 

ただ英語覚えるのにワーホリに行くのは絶対オススメしません。

別の記事でも話しましたけど、オーストラリアなんか行っても過酷なだけなんで。

 

それならより少ない金額、より短い時間を投資してフィリピンで質の高い授業を受けて

南国ビーチでバカンス楽しんだほうが絶対いいですよ。

 

スペインの血が混ざったフィリピン美女とデートができたらすぐ覚えますからw

女性だと日本人なら世界中どこ行ってもモテまくるんで、

選り好みさえしなければすぐに話せるようになります。

 

「でも私ブサイクだから…」って?関係ないです。

外国人は日本人感覚のブサイクが好きな人多いんで。

彼らケチャップマヨネーズばっか食べてるんでね、

しょうゆでもポン酢でもめんつゆでも何でも来いですよw

 

集中し続けるために始めに知っておべき事

 

 

やっぱね、何語でもいいから語学を学びに海外に行くのはいいですよ。

海外行くと視野が広がるとか、国際感覚が身に付くとかそういうのもひっくるめて

 

「ある共通言語を介して違う言語を話す人たちとコミュニケーションがとれる喜び」

 

この一言に尽きますね。

 

語学を習得することだけにフォーカスしたら

日本にいるだけでも強いモチベーションがあればできるんですけど。

国境を越えての文化交流や喜怒哀楽の分かち合いは

日本にいるだけじゃできないですからね。

 

そう思えるのも元をたどれば高校の修学旅行の

ホームステイ体験があったからこそだと思います。

 

っていうのが建前で、ちょっと綺麗事並べてみたんですけど

いや、本当に思ってることですよ!思ってるんですけど

 

僕がここで本当に言いたいことは

 

 

努力はするなってことです。

 

 

客観的に見たら毎日10時間勉強し続けたって

努力したって思われるかもしれないですけど

僕の中では努力した感はなかったです。

やらないと不安でしたし、満足が得られなかったんで

一言で言うと「やりたいことやってただけ」なんですね。

 

語学はやったほうがいいです。超オススメします。

でも今でもそこら中で「あぁ~英語やらなきゃ」って

“英語やらなきゃ教信者”が溢れかえってるじゃないですか。

そんな義務感丸出しのモチベーションじゃ身に付かないです。ハッキリ言って。

心の底では必要としてないんですよ。だから努力感を感じるんです。

やらなきゃ気が済まない、心の底からやりたいって思えるレベルじゃないと

集中も継続もできないです。

語学然り、スプレーアート然り、何でもそうです。

「今日は頑張ろう!」「私努力してる!」って感じた時点で残念ながらそれは長続きしません。

辞めた方がいいです。時間の無駄なんで。

時間の無駄ってことは人生の無駄ってことです。

 

心の底からやりたいと思えることではないのなら

大人しくSNSでもやって承認欲求満たす方が有意義ですw

 

それでもやりたいと言うのなら、例えば語学なら友達や恋人を作るとかして

内なる強い動機を作ることが先決です。

それが「やらなきゃ」を「やりたい」に変える方法です。

 

 

努力をせずにやりたいと思えることだけやってみると

新しい世界が見えてきます

 

こちら側の人間だけが知っています

 

みなさんも一度覗き込んでみてはいかがでしょうか



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