はい、ようこそいらっしゃいました。
今回は今までに比べると若干スプレーアートらしからぬ技法になるんですけど
滝の描き方
をやっていきます。
別の記事で「スプレーアートは引き算だ」って言ってるんですけどこれは割と足し算型の技法です。
一応滝の描き方を3種類というか、正確には2.5種類なんですけど、それを1ヶ所に解説したんで
絵としてはちょっと無理やり描いた構図にはなってますけど、まぁ滝の描き方が伝わればと思います。
道具
そんな目新しい道具はないです
1.スプレー
白黒透明はいつも使うとして、今回は赤青と紫でやっていきます
2.小道具
小さめの惑星ステンシルと前に使ったペインティングナイフ、定規、
あとスプレーアートに使う紙の切れ端を使います。
滝の描き方
1.惑星
いつも通り惑星から描き始めます。
青→赤→白の順に塗って模様を出します。
この時ついでに次に描く岩の下地を青と紫少々で塗っておきます
光と影をつけて、岩の下地を塗ったとこまで黒で塗りつぶします
2.岩と一つ目の滝
さっきの惑星に被るように岩を出して、滝を描き込むために紙切れを親指サイズにちぎります。
チラシか何かに白のスプレーを出して、ちぎった紙切れに塗ります。
要は筆代わりですね。
それを岩の上辺から下に描き込みます。この例のように短すぎたらもう一度付け足してもいいんですけど、
後で水しぶきを描くんで下まで伸びてなくても大丈夫です。
ちぎった紙を縦に構えると細い滝が描けます
外側に太い滝、内側に細い滝を2本ずつ描いたら、岩の底辺に定規を当てて水溜りを描きます。
水溜りの下半分は後で岩を描くんで、先に紫を少し塗っておきます。
惑星に赤を使ってるんで、赤で水面の惑星の反射を出しておきます。青のがいいけど無理なんでね。
3.二つ目の滝
さっき紫を塗っておいた辺りを黒でカバーして岩を出します。
チラシを3、4回折りたたんで、そこに白を直接吹きかけます。
ちょっとアプローチの仕方は違いますけど、基本的には一つ目の滝と一緒で
岩の上辺から下に向かって描き込みます。
その隣にもう一つ足します。この方法だと大きな滝が描き込めますね。
ここで滝の両端にペインティングナイフで岩を描き込むと、より立体感と自然の風景な感じが出ます。
滝の中に岩を作ってもいいですね
またさっきと同じように岩の底辺に定規を当てて、次の岩の下地を紫と赤で塗り
青で水溜りを描いて赤で惑星の反射を出します
3.三つ目の滝
2段目の水溜りの適当なところに定規を当てて白を塗り、真ん中に赤を振っておきます
折りたたんだ紙で白い部分をなぞると水の流れのような表現が出ます
両角を黒→白で塗って岩の準備をして、滝の外の部分に白を振っておきます
岩を描き出すと白を振っておいた部分が水しぶきに見えるようになります
4.水しぶきを足す
続いて1段目,2段目にも水しぶきを足していきます。
まずは2段目。岩と水の境目に定規を当てて、白を吹きかけます
続いて1段目の内側の小さい滝は岩と水の境目に
外側の滝は少し下にずらして水しぶきを付けると遠近感が出ます
はい、終了です
終わりに
どうですか?そんな難しいことはなかったと思います。
初級の岩から中級の山までワンパターンな構図だったんで、
ちょっと変化をつけるために無理くり滝のノウハウをひとつにまとめました。
滝を覚えることでより深みのある絵が描けるようになるんで、挑戦してみるといいと思います。
ではでは
P.S.
滝を覚えたとこで滝を取り入れた山に挑戦してみましょう
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