はい、ようこそいらっしゃいました。
みなさんは宗教って信じてますかね?
日本人のほとんどは宗教は信じてないというかむしろ毛嫌いする人が多いと思いますけど
かく言う僕は太陽神Sunnyを崇めるSunny教信者なんですけど。
まぁ一言で言うと“信じるは己のみ”って感じなんですけど
オーストラリア武者修行中にキリスト教の学生さんたちとの出会いで
再確認することができた大事なことがあるんで
今回はそのお話をしていきたいと思います。
ミッショナリー?
ミッショナリーって聞いたことあります?
僕がこの言葉を始めて聞いたのはマレーシアにいるときでした。
バスキングに行こうと電車に乗ってたら、僕が甚平を着てたんで
欧米の人が話しかけてきて、「その格好、クールやな!」みたいな
「ここで何してんの~?」みたいな流れになって
「ミッショナリーで来てんねん」
「ミッショナリー?」
「ゴッドについて教えて回ってるんや、宗教入ってる?」
「いや、自分だけ信じてる」
「じゃあゴッドに祈ったことはある?」
「ん~…宝くじ買うときかな」
みたいな、今考えたらかなり失礼な返答だったんですけどw
でもあまりグイグイ来られるのも困るんで、
強めのバリアー張ってましたね。
というのも、僕小さいころからキリスト教が怖いんですよ。
何が怖いって、磔になってる絵が怖いんですよね。血とか表情とか。
特に理由はないです。オバケ見て怖いのと同じ感じですかね。
だから“興味ない感”出すのにふざけた言い方してたんですけど、
まぁそんなことはさておき、この時にミッショナリーが宣教活動ってことを知ったんですね。
で、オーストラリアのパースでバスキングをしてた時に
僕のスプレーアートを見てた女の子たちが話しかけてきました
各国から集う宣教学生
パースでバスキング中に、僕が1枚描き終わると女の子3人組が
「すごー!you are amazing!!」って話しかけてくれました。
アメリカ、カナダ、イギリスから来た3人で
神について勉強するためにオーストラリアに留学に来てるとのことでした。
「絵、めっちゃキレイやし、しかもスプレーアートで世界中旅してるって
めちゃくちゃamazingやん凹○ 私にはそんなこと出来ひんわ~」ってベタ褒めしてくれて
僕の旅のこととか、バックグラウンドに興味もってくれたみたいで色々と話して
最後に「ちょっとSunnyのためにお祈りしていい?」って、
僕の手を握りながら、「なんとかかんとか、アーメン」ってお祈りしてくれました。
彼女たちは宣教活動のために毎週金曜日は街に繰り出すみたいで
それ以降毎週毎週顔を合わせては色々と話してたんですけど
オーストラリアを去る最後の金曜日には「旅応援してるで!」って
絵を買ってくれました。
アーティストとして大事なこと
ここで言いたいのは
「話しかけてくれて、絵を買って旅を応援してくれて嬉しかったです」
とかいうふわふわ思い出話じゃなくて
人はストーリーに惹きつけられるってことです。
韓国遠征の時にその効果を初めて体感したんですけど
人はストーリーが好きなんですよ。
ただ綺麗な絵を描いているだけじゃなくて、僕の場合は
「このスキルで世界中を旅している人が描く絵」というのがストーリーで
それが付加価値になるんです。
特にスキルを磨くことに努力をしてきた人にとって実力だけで売れたい気持ちはあると思いますけど
ストーリーを加えることによって、手にする人にとっては意味が与えられるんです
むしろその今までの努力そのものがストーリーとなるわけです
その大切さを彼女たちとの出会いによって再確認できました
最後に
出だしの宗教関連話する感とは全く違う内容でしたけどw
日本ではアーティストってなかなか食べていけないポジションですよね
海外ではアートへの関心が高いってのもあるんですけど
アートで生計を立てている人が圧倒的に多いです
お金を稼ぐことに対して後ろめたさがあるのが日本の風潮ですけど
お金がないと好きなアートに打ち込むこともできないんで
ストーリーを大事にしてどんどん自分をプロデュースして
アートで食べていける人が増えれば、世の中ちょっと生きやすくなるのかなと思います。
P.S.
この宣教学生は他にもいっぱいいて、
とある金曜日に二人組みの男の子が食いついてたんですけど
「君すごいね!」って話しかけてくれたんですね。
名前忘れたんですけど“ジョセフ”みたいな名前で
「クリスチャン?」って聞いたら
「何でわかったん!?」
「いや、明らかに名前からクリスチャン感滲み出まくってるしw」
って話ししてたら、たまたまあの女の子3人組が通りかかって
同じ神留学してる生徒だったみたいです。
さすがにこの男の子に手を握って祈ってもらうことはしなかったです。