度を越えると仏の領域に

はい、ようこそいらっしゃいました。

 

人間だれしも怒りたくなることってありますよね。

とか言いながら僕は怒ることはあまりないんですけどw

 

人としてあり得ないことをされたときには

文句を言ったり怒るどころか

むしろ穏やかになることもあるよねって話を

今回はしていきたいと思います。

 

アボリジニの悲劇

アボリジニって知ってます?

オーストラリアの先住民族のことですね。

 

あまり詳しくは知らないですけど

彼らはイギリスから来た人達に迫害されてきたんですよ。

残虐過ぎるんで詳しくは言いませんけど、

もうありとあらゆることですね。

 

今となっては生活保護があるのか

オーストラリアの街中では仕事をせず

その辺で寝そべったり、酔っ払ったりしてる人をよく見かけます。

 

でも彼らは悪くないと思うんですよね。

元は狩猟と農耕でのんびり平和に暮らしていたのに

いきなり白人が資本主義とともに文明を持ち込んできて

お金がないと生きられないみたいにされたんですからね。

 

便利な生活なんか知ったもんかって感じですよね。

悲劇ですよ。文化が奪われたんですから。

 

狩猟農耕で元来の伝統的な生活ができる場を設けるか

働かなくてもいいシステムを作るのが当然だと思うんですけど

 

まぁ僕の意見はさておき

 

十分な生活保護を受けているのか知らないですけど

けっこう飲んだくれが多いんですよ。みんな溺れてます。

 

でクレイジーな人も多くて、その辺の人に危害を加えることもあるんですね。

 

まぁ彼らからしたら、自分たちの土地に勝手に白人が入ってきて

文明を持ち込んで、その文明の恩恵を受けるために更に世界各国から

知らない人がやってきて彼らの生活を邪魔してるんで

 

そりゃ誰彼かまわず恨みたくなるのも分かるんですけど。

 

白人がやってくる前からもともとそんなクレイジーだったんですか

って疑問に思うほどのことが起こりました

 

顔面に蹴り

僕がパースでバスキングをしていたある日

一人のアボリジニ女性が何やら叫びながら通りをウロウロしてました。

 

ウロウロというかジグザグに歩いてこっちに向かってきてて、

手にはお酒のビンのようなものを持っていました。

まぁよくある光景なんですよ。

 

それで、そのジグザグがちょうど僕のいる場所で対角線に移動して

僕の背後へと抜けていったんで安心して絵を描き続けてたんですよ。

 

 

その人の叫び声はずっと聞こえてたんですけど

しばらくしたらいきなり僕の首が回転したんですよ。

回転したって言うとジョジョみたいですけどw

 

突然のことだったんですけど、僕の頬にずっしりした痛みと、

一瞬目に映ったもので何が起こったかわかりました

 

彼女は僕の顔面に理由もなくいきなり背後から

ニーを入れてきたんですよ。ダルシムみたいに。

膝蹴りですね、ひざげり。

 

何か言ってたんですけどよくわからず、

そのまま何事もなかったかのようにまたジグザグして

去って行きました。

 

僕はもう「ん?え?」って思うしかなかったです。

 

無感情です。無感情というか、不思議だなとしか思わなかったです。

「人間の脳って知らない人の顔面蹴れたんだ?」みたいな。

 

アボリジニの人達からしたら、僕も彼らの土地に邪魔しにきた

憎き外来人の一人です。

 

それでも、目も合っていない見ず知らずの人を

いきなりサンドバッグのように蹴る感覚が不思議でした。

 

それ、先祖代々持ち合わせてるものですか?みたいな。

 

怒るということは

イラつきでもなく文句でもなく、

単に客観的に見て「頭の中どうなってんの?」って感じでしたね。

 

だから、「バチが当たってしまえばいい」とかその人に対する感情は

一切なかったです。

 

あまりに度が過ぎて、呆れて怒る気にもならないってことありますよね?

同じレベルで相手にしてられないみたいな。

 

その辺の野良犬が自分に向かって吠えてきても

「何だお前!やんのか!」ってならないじゃないですか。

 

いや、決してアボリジニの人達を動物扱いしてるわけじゃないですよ

 

ここで言いたいのは、相手にすると自分もそれと同じレベルだということです。

 

人間関係で、嫌味だったり故意ではない言動に対しても

癇に障ることってあると思うんですけど

 

相手はそのレベルなんだなって上から目線で許してあげると

無駄なエネルギー使わずに済みます

 

って話いちいち言うまでもないですね。

 



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