はい、ようこそいらっしゃいました。
友達のFais宅に2晩お世話になって3日目の朝、例外なく朝ごはんに連れてってくれました。
なんとも彼の街で1番美味しいコーヒー屋さんとのことで、コーヒー大好き!ではない僕にとっては味の違いはよく分からなかったんですけど
朝からまた焼きそばやらチャーハンやら重かったんで控えめに頂きました。
朝食にはFaisの腹違いの兄妹と高校の同級生がご一緒してたんですけど
僕がどんな風に旅をしているのかって話になって、ちょうどクアラルンプールのツインタワー前でスプレーアートをしたばっかりだったんでその動画を見せたら
なんと絵を描いてほしいって話になったんですよ
値段を聞かれたんですけど、マレーシアの月収の1/5の値段設定なのに眉一つ動かさずに即okでした
ただ、せっかく高額でも欲しいって言ってくれてるんで、僕も全力の作品を描きたいんですけど
ツインタワー前バスキングの経験からやっぱりキャンバスにはやりたくないと思ったんで、紙とかスプレーとかちゃんと道具を揃えたかったんですね。
ただこの田舎町に満足のいくスプレーが揃っているか、適した紙が手に入るかわからなかったのと
Faisにめちゃくちゃお世話になってお返ししたい気持ちもあったんで、今ある材料でシンプルな作品でよければプレゼントするという方向にしました。
幸いそこそこの紙が手に入ったんで、持って来ていたツインタワーを描いた時の白黒青のスプレーで描くことに。
同級生と腹違いの兄妹の分2作品
今回は作品と言うよりは、スプレーアートがどんなものかを見せるために簡単な宇宙と
日本人からの贈り物感を出すためにMt.Fujiをイメージした山の絵を描きました
一緒に旅をしてる相方もアーティストなんで、一緒にお礼の作品をプレゼントしました
相方のは抽象画なんでパッと見では僕も理解できないんですけど、僕はめちゃくちゃ才能を感じてて他の作品もすごいです。
簡単な作品ではあるけど、何かお礼の気持ちを見える形で表すことができてよかったです。
何かスキルを使って旅をする人の中で、ミュージシャンと美容師さんに出会うことが多かったんですけど
「お礼に一曲歌います」とか「髪切ります」とかできるのってカッコいいですよね。
つまりは自分もカッコいいってことになりますけど。
因みに、腹違い兄妹の家は超豪邸でした
メイドさん雇ってたし、大きさで税額が変わるという車も1番大きいトヨタのベルファイアを持ってて、しかも運転手までいるらしい。
そりゃ月収の1/5の値段でも即答するわw
次はめっちゃいいの描いて年収分の値段つけようかな
ところで、Faisの知り合いお金持ちばっかりに見えますよね?
彼自身この田舎からクアラルンプールの大学に出てツインタワーで働いてたんで、かなりお金持ちの家庭で育ったと思ってたんですけど
実は昔はめちゃくちゃ貧乏で頑張って勉強した結果ツインタワーで働けるようになったんですよね。
都会の慌ただしさに嫌気が差してツインタワーを辞めて今は旅行会社を経営してるんですけど、かなり儲かってるみたいなんですよ
でも、お金を稼ぐのは好きでお金の話をけっこうしてくれるんですけど、彼自身はお金は必要ないって言ってました。
お金を稼ぐのは家族のため。家族に少しでもいい思いをしてほしいから頑張って稼いでるんだと。
一応イスラムの教えでは家族を支え合う、特に子供が親の世話をするのが当たり前みたいなんですけど、彼ほど家族に尽くせる人ってそんな多くないと思うんですよね。
実際彼の周りはみんな暖かい家族に囲まれて常に笑顔で溢れてました。
Faisは一言でいうとサービス精神が超旺盛なんですよね。お金がいらないのに稼げるって最強じゃないですか?全部与えることができるんですよ。
そういう精神性なんで人が集まるし、お金も自然と集められるんですよね。でもいらないから全部再分配。
それを何も無い状態から自分の努力でそこに達したんですよ。
僕は彼の姿勢にめちゃくちゃ感銘を受けました。超リスペクト。
豊かで余裕があるから与えるなんて当たり前なんですよね。余裕がなくても心が豊かで与えてきたから本当に豊かになるんです。
分かっていてもめちゃくちゃ難しいんですよね。僕は基本的に自分の利益のことしか考えてないんで、人生の課題です。
Faisは良いお手本だったと知ることができたんで、クアラルンプールでの奇跡の再会があって本当に良かったなと思いました。
長々と脱線しましたけど、続き行きましょう
引き寄せが凄い
絵をプレゼントした後はランチへ。
昔クアラルンプールでFais宅にお世話になったときに作ってもらったチキンがめちゃくちゃ美味しくて、そんな思い出話をしてたらまた作ってくれました。(写真忘れた)
もともとFaisの家に遊びに来たらクリスタルモスク
という所に連れてってくれるって言ってたんですけど、車で2時間半かかるらしく彼も忙しくて予定があったんでこの日の昼過ぎから自分でバスで向かう予定だったんですけど、
なんとFaisの従兄弟がたまたま同じ場所で仕事が入ったから車で一緒に乗せてもらえることになりました。
Faisと別れを告げて従兄弟と一緒に2時間半のドライブ
僕の予定はクリスタルモスクのあるクアラトレンガヌで2,3泊して、その後はバスでペナンに向かう予定で
そのことをFaisに伝えると、彼がクアラトレンガヌに友達がいるからと僕たちをホストするように頼んでくれました。
自分たちで宿を探そうと思ってたんですけど、クリスタルモスクも案内してもらえて家にも泊めてもらえて超ラッキーです。
やっぱローカルの友達の助けって凄いですね。
従兄弟さんは仕事があるんでFaisの友達Aliminファミリーにバトンタッチしたんですけど
なんとAlimin家は翌日ペナンで従姉妹の結婚式があるとのことで、一緒に行きたかったら乗せてもらえるとのこと!
凄くないですか?
単に友達の実家訪ねて自力でクリスタルモスク見てペナンに行くって旅程だったのが、物事が都合のいいように進み過ぎて自分のヒキが怖かったですねw
もともとクリスタルモスクは昼間の感じと夜のライトアップされたシーンを見たかったんで翌日もゆっくりしたかったんですけど
そのことをホストのAliminに伝えたら、「とりあえずまだ日が落ちてないから今すぐ見に行って、十分だと思ったら明日一緒にペナン行けばいい」って言ってくれたんで
お言葉に甘えて連れてってもらってすぐ撮った写真が上のモスクです。
ちょうど日が落ちた時だったんでそのまま暗くなるまで見てたんですけど
風が強くて水面がなびいてたんで、ライトアップの反射がうまく撮れなかったです。
写真で見て想像してたのよりだいぶ小さくて弱ガッカリ感は否めなかったですけど、鏡張りのモスクなんて他にないからカッコよかったですよ。
今まで見た中でベスト3に入るモスクでしたね。天気良くて朝日か夕日がキレイに刺したら黄金に輝くモスクが見れるかもしれないですね。
ということで車で乗せてってくれるという超ありがたい誘惑もあって、翌日ご一緒させてもらうことにしました。
モスクの後は豪華な魚料理をAliminの友達とご馳走になったんですけど
1番奥のメガネのおばちゃんが夕食の後家に招いてくれて、それはまた大きなお宅だったんですけどね
イスラム教の人達はお客さんが来たら何か食べ物を差し出さないといけないみたいで、
さっき満腹食べたのにさらに甘いマレーシアのジャムを塗ったサンドイッチと甘いミルクティーを用意してくれて
太らずにはいられませんw
ちなみに夕食のお魚料理はめちゃくちゃ美味しくて、マレー料理の底力を知りました