バラナシに移動するための夜行列車で棺桶な件

はい、ようこそいらっしゃいました。

 

リシケシ、ラクシュマンジュラでの1ヶ月のヨガ修行が終わりました。

もともと体がガチガチの腰乃痛美ちゃん持ちなんで

ヨガを始めて1,2週間の時点では1ヶ月続けてもほとんど効果ないやろって思ってたんですけど

 

後半ぐらいから腰痛改善とまではいかんけど猫背気味の姿勢が良くなって

体も柔らかくなってきて、最終的には床に手が付くようになりました。

まだ硬さが残ってますけどね。

 

まぁでも3ヶ月~半年ぐらい続けやんと劇的な変化は見れやんのやろなと思います。

 

これでストップしたらまた元に戻ってもったいないんで

軽くですけど維持できる程度でちゃんと毎日続けてますよ。

 

 

で、リシケシの次はバラナシに向かいました。

 

リシケシのガンジス川がキレイやったんで

下流のバラナシがどんな実力か見てみようかとね。

 

いつものごとく夜行列車で移動しようと思ったんですけどね

リシケシからは電車が出てなくて最寄り駅が1時間離れたハリドワールなんで

近くの旅行会社で予約しようと思ったんですけど

 

システム的に前日の朝からしか予約が出来やんらしくて

オンラインで予約してみたんですよ。

 

オンラインなら数日先の予約もできて

なぜか座席番号はあるのに車両番号は表示されてなかったんですけど、駅でちゃんとしたチケットに引き換えれるのかなと思って

一応「you have  successfully booked」って表示されてたんで一安心してたんですね。

 

そしたら当日、駅の窓口に行って予約番号みたいなのを照会したら

「君のチケットは予約されてない。自動キャンセルされた」って言われたんですよ。

 

もう意味不明やったんですけど誰に聞かれても同じ答えで

 

いろんな事務所たらい回しにされて、最終的に分かったのが

「君の予約はウェイティングリストに載っただけ」だということ

 

要はキャンセル待ちの予約をしただけやったみたいなんですよ。

 

確かに予約完了画面の予約ステータスの所にそうやって表示されてるんですけど

RLWLって書いてあるんですよ。

 

RLは何か聞き取れなかったんですけど、WLがWaiting Listやったんですね。

そんなん知るかよって話で、予約完了のメッセージは届いたけど

自動キャンセルされたメッセージは来てないんですよね。

 

で事務所のスタッフにクレームぶつけまくってたんですけど

そりゃ相手もお手上げ状態なわけで

 

「ジェネラルチケットを買って、席が空いていたらアップグレードできるから」ってことで

翌日の便を予約してその日の宿を探すのも面倒やったんで

 

アップグレードできるかわからんけどジェネラルチケットを買うことにしました。

座席のないただの乗車券のことですね。

 

 

寝台列車ってファーストクラス、セカンドクラス、スリーパークラスって3段階あって

スリーパークラスが一番安くて扇風機しかついてないんですけど

 

この時期はまだ乾燥してて夜は涼しいんで元々スリーパークラスを予約してたんですよ。

 

で、それがキャンセル待ちやったからスリーパークラスはまず空いてないぞと。

ちょっと高いけどファーストかセカンドクラスならアップグレード出来るかもと思って、とりあえずファーストクラスに飛び乗ったんですね。

 

そしたら運よく席が空いてて、あとは車掌待ちやったんですけど

次の駅でその座席の予約者が来ました凹〇

 

で、車掌さんが来てアップグレードしたいって伝えたら

「オッケーオッケー、ちょっと待って」って、とりあえず先に検札を始めたんですね

 

で、「ファーストクラスは空いてない。あっちに空いてるから移動してくれ」って

隣のセカンドクラスに行くように指示されて、そこでセカンドクラスの検札が終わるまで待ってたんですよ。

 

とは言えセカンドクラスも居場所がないから車両のつなぎ目の場所にいたんですけど

もはやそこで一晩座って過ごすのもアリかなって空気になってきて

検札の終わった車掌さんに「もういい、ここで大丈夫」って言ったら

 

「ノーノー、ここは空いてないからあっち(スリーパークラス)に行ってくれ」って

「いやいや、ここで大丈夫」

「ノーノー、あっちに空いてるから。プリーズ!」って

懇願されたんでしぶしぶ移動しようとしたんですけど

 

エアコンの効いてるファースト、セカンドクラスクラスとは違って

料金も半額以下と最低クラスであるスリーパークラスは必然的に最下層の人達が乗っているからか

 

セカンドとスリーパーの間はシャッターで仕切られてるんですよねw

 

もうゴキブリを追い払うようにシャッターの外に出されて

もちろんスリーパークラスへのアップグレードの手配をすることなく車掌さんとはおさらば。

 

結局足を踏み入れた途端いきなり便所の香りが漂うスリーパークラスで居場所探し。

 

もはや人間に隠れてコソコソ生き延びる害虫のような気分やったわw

 

 

スリーパーはスリーパーで車掌さんが別にいるんですけど、もちろん空いてるわけもなく

基本的に車両の間のトイレの近くに座るしかないんですけど

 

何せゴッツい荷物持ってるし、トイレで人が行き来するし

朝方にはチャイとかサモサとかの売り子ならぬ売りオヤジが徘徊するから通路に場所を取るのはキツすぎる

 

ということで荷物を置くスペースも欲しいから、あまり荷物のない座席を見つけて

ベッドの間の床に座らせてもらうことにしました。

 

基本的に「床は人が座る所」という文化なのか快く場所を空けてもらえましたね。

 

バックパックは座席の下に収納して、床でお山座りで一晩過ごすしかないって思ってたんですけど

そのベッドの間の床も割とスペースがあって、寝転べるほどやったんですよね。

 

で、本当は買うつもりなかったんですけど

色々考えて結局前日にヨガマットを買ったんですよね。

 

だからね、

 

床で寝ることにしましたよ

 

エアーピローとヨガマットで。

 

 

寝転んでみると座席の下の荷物置き場の空間もあって

意外と快適やったんですよねw

 

そしたらね

ベッドが三段になってるんですけど

全部視界に入るんですよねw

 

 

人生で初めてですよ。左右両方の三段ベッドが全て視界に納まるの。

 

インド人ほぼ床で寝て移動することなんかないらしくて

ましてや外国人で床で寝る人なんて初めてなんでしょうね。

 

みんなベッドの上から写真撮ってたわ。

 

乾燥してるこの時期は夜は扇風機だけでも寒いぐらいやったんですけど

蚊がいっぱいいて活発すぎてよく寝れなかったですね凹〇

 

 

朝方どっかの駅で上のベッドの人が降りたんで、相方にベッドを譲って僕は引き続き床で寝続けたんですけど

 

運よくって言うのかな。

座席の下の荷物を全部持って降りたんで完全に座席の下に場所をずらして

棺桶みたいな状態で寝ました。

そこもそこで誰にも邪魔されず、意外とスペースがあって快適でしたよw

 

その後また誰か降りてベッドが空いたんで寝直したんですけど

 

チケットがキャンセルされたって言われて

色んな所たらい回しにされて

重い荷物を引きずってあっちゃこっちゃ移動して

車掌さんにも追い払われて

めちゃくちゃ大変やったんですけど

 

逆になかなか出来やん体験をしたんで面白かったですね。

 

あの晩、床から見上げた天井の景色は

二度と忘れることはないでしょう。

 

 

あ、そうそう

予約がキャンセルされた旨のメッセージが

翌日まだ電車の中にいる時に届きましたよ。

 

遅すぎるやろ。



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