スプレーアートがうまくいかない根本的な原因とやるべき事

はい、ようこそいらっしゃいました。

 

よく僕のところに「スプレーアートがうまくいきません」みたいな

伸び悩んでるみたいな相談が来るんで

 

今回はその原因というか、根本的な話をしていこうかと思います。

 

アートに関する前置き

僕のところに相談に来る人を含めて

SNSとかで他のスプレーアーティストさん、まぁアーティストかはわからんけど

他のスプレーアートする人の様子を見て思うことがあって

 

スプレーアートで伸び悩んでる人で共通する大きな原因があるんですけどね

 

その話をする前にアート全般に言える前置きをします。

 

まず僕は他人のスプレーアート作品に対して評価を下す資格はないです。

資格はないと言うか、筋合いがないんですよね、そもそも。

 

なぜならアートには「こうあるべきだ」というものがないからです。

 

ひと昔前の写真が無い頃に、風景や人物像を忠実に再現する「技術」としてのアートでは、

似てれば似てるほど上手いと言われてたんですけど

 

有名なところで言うと…変な絵のピカソとか、便器を置いただけのマルセルとか、スープ缶のアンディウォーホルみたいな

「何でも来い」がアートになりえる、よく分からんものがアートと呼ばれるモダンアートの時代に移ってからは

どれだけ考えられたか、どれだけ意味が込められているか、どれだけハッとさせられるかみたいな

より抽象的で曖昧な価値基準になっていて、もはや別の競技になってしまってるんで

 

上手い下手は作者の中に基準があるのであって、外野が決めるのはお門違いなんですよね。

そういう意味で僕は他人の作品に評価を下す資格はないって言ったんです。

 

まぁ一言で言うと、アートなんて何でもいいんですよ。本人が良ければ。

本人が納得するのと、それが受け入れられて対価を頂くのは別の話なんで。

 

現代のアートは「本人が納得してれば良い」んです

上達しない原因と解決法

ここからが本題なんですけど

現代のアートは本人が納得してれば何でも良いって言いました。

 

ところが僕のところに相談に来る人が後を絶たないんです。

それは自分の作品に納得してないわけですね。

 

もう一歩踏み込んだこと言うと、自分の中に理想の作品像があるけど、それに遠く及んでないってことです。

 

僕は全くの素人の状態でスプレーアートを始めて

ひたすら独学で勉強して世界中の人に受け入れられて自由な人生を送れるほど成長したんで、

その経験をもとに話を進めていきますけど

 

スプレーアートを始めた人って、絶対にどっかで目にして感動したから始めようと思ったはずなんですよ。

画像なり動画なりを自分で調べて見よう見まねで(今の所良い教材がないから)やってると思うんですね。

 

ということは、その感動して憧れて始めた時の上手い人のモデルがあるわけですよね。

そのイメージで練習するけど、同じレベルで感動できる作品が仕上がらない

それで「うまくいかないんです」って相談がくるってのが一連の流れなんです。

 

別にみんなに聞いたわけじゃないけど、僕の経験的にそれは断言します。

 

 

さっきアートは本人が納得すれば何でもいいって言いました。

 

技術レベルが重要ではない現代のアートは、本人が自分の中の基準をクリアしていればいいんで

他人が上手いか下手かを決める筋合いはないんですけど

 

納得いかないスプレーアート作品に関しては

「うまくいかない」って言葉の中に一般的なスプレーアートの技法を念頭に置いてるはずなんです

 

そういう技術的なことに関して言わせてもらうと

うまくいかない、思うような表現ができないって人に共通するたった一つの原因が

 

“基礎ができてない”

 

これだけです。

 

 

基礎ができてない、変なスプレーアートしてる人多いです、ぶっちゃけ。

 

1番基本的な惑星ですらまともに作る人少ないですね。

僕のYouTube見て一からやり直した方がいいんじゃないですかって感じです。

100均でスプレーアートの道具を揃えて宇宙を描いてみよう【入門】惑星

 

まぁスプレーアートって意外と簡単にそれっぽい絵が仕上がるんで、

なんか急に「上手い絵が描ける人」みたいな気分になってしまいがちなんですけど

 

そこがスプレーアート初、中級者が陥る罠なんですよね。

 

なんか、みんなロクに基礎が出来てないのにすぐに自分のスタイルを出そうとするんですよ。

 

僕からしたら「最初に感動して真似したいなと思った作品を完全コピーできるようになったんですか?」って感じです。

 

やってみるとわかると思いますけど、

特に惑星なんかは僕が初体験の人に隣で教えながらやってもそこそこの作品ができるぐらい簡単なんで

すぐに飽きてしまって次のステップに行きたくなる気持ちはよくわかるんですけどね

 

守破離が全然できてないですね。

これ、オムレツすらまともにできへんのにオムライス作ろうとするようなもんですよ。わかります?

 

数回オムレツに挑戦して「卵焼き」が出来上がっちゃう状態でオムライスに取り掛かるから失敗するんですよ

 

地味で面白くないですけど、やっぱり基礎は大事です。基礎があってこその応用です。

プロは基礎だけやってもプロの貫禄がにじみ出ます。

 

上達方法の記事で話したように(スプレーアートで効果的に画力を上げるたった1つの方法)

スプレーアートが伸び悩んでてこの記事を読んでる人は、守破離の守を徹底した方がいいです。

僕の時給の記事見てもらったらわかると思いますけど、分かりやすいところやと

スプレーアート

初めて描いたビルの絵がこのレベルです。

スプレーアート

完コピができるまでひたすら練習した結果がこれです

ここまで来るのに3ヶ月かかりました。毎日ひたすらビルです。

 

これはセンスとか才能じゃなくて、技術なんで練習すれば必ず出来るようになります

基礎を徹底的に守ってから自分のスタイルを見つけても遅くはないです

 

というか、むしろ近道かもしれないですよ



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