はい、ようこそいらっしゃいました。
スプレーアートの初級を脱した辺り、惑星ができて岩が描けるようになって
そろそろ山とか自然の風景にとりかかるレベルに来たら
自分で構図を考えて自分の絵を生み出すことに挑戦し始めると思うんですけど
最初はなかなか思った通りにいかないハズです。
惑星とか岩だけならすぐにできるようになりますけど、
経験が浅い人はスプレーアートがどうやって構成されてるかというのが体に染みついてないんで余計に難しいと思います。
そんなスプレーアートの構図を考える上で大事な考え方はこちらの記事を参考にしてもらって
今回は実際のスキル面について、どうやってスプレーアートの上達をするか、まぁ全体的な画力の向上ですね
僕が実践してきたたった一つの方法をお話していきます。
量が質を生む
まぁよく言われる話ですけど
質を上げるには量をこなすことです
っていちいち声を大にすることじゃないんですけどね、スプレーアートも例外じゃないんですよ。
やってみたらわかると思いますけど、
スプレーアートの惑星って初めての人が見様見真似でやってもそれなりに綺麗な絵ができるんですよね。
それがスプレーアートの魅力の一つなんですけど。
で、やり方が極めて簡単ですよね。
模様つけて皿置いて全体を塗りつぶすだけ。
簡単なんでしばらくやってたら飽きる人多いと思うんですよ。
飽きて次のことしたくなる。
それはそれでいいと思うんですよ。
スプレーアートの楽しさを知って、どんどん次のテクニック次のテクニックって行くのも。ハマってるってことなんで。
ただ、この段階で大事なことを見落としてしまうんですよね。
「人を感動させられる惑星を描けますか?」ってことなんですよ。
これは綺麗な惑星が描けるかどうかってだけの意味じゃないですよ。
スプレーアートって、それ自体の魅力が強すぎるんですよね。特に惑星が。
だから誰がやっても簡単にそれなりの絵が描ける。
簡単に描けるから次に行きたがる。
次に行っても、惑星のおかげでそれなりの絵が描けてると思い込んでしまう。
結果、絵のスキルがついてきてないのに小手先の技術だけどんどん先に進んで
進んだ先で「思い描いたように納得のいく絵が描けない」ってことが起こるんですよね。
まぁアートなんでね、上手い下手の話はどーでもよかったりするんですけどね。
詳しい話はまた別でしますけど。
実際インスタとかで国内外問わず、他のスプレーアーティストさんから
いいねとかフォローとかあったりするんで覗いてみることもあるんですけど
最近スプレーアート始めました的な人で惑星もロクに描けてないのに難しいことしようとしてるなって人割と多いんですよね。
それは個人の自由なんですけど、伸び悩む前に基礎から一つ一つ質を上げた方がいいなって思うことが多いですね。
質を上げるには量をこなすこと。
簡単な惑星でも奥が深くて、思わず「わっ」となる惑星が描けるようになるまではかなり練習が必要なんです。
守破離
質を上げるには量をこなすことが大事と言ったところで
具体的にどうやって画力を上げるのか、たった一つ僕が実践してきた方法がこれです
守破離の守を徹底すること
知ってるかと思いますけど、守破離って日本芸能か何かの世界で言われることでしたかね?
師弟関係がある中で弟子が学んでいくステップのことですね。
簡単に説明すると
・「守」は師匠の教えの通りに修行すること
・「破」は教えられた型を破って自分の型を作ること
・「離」は型からも離れて自在になること、新たに創造すること
ですね。
僕はこの守を徹底的にやり込んできました。
たまに僕のところに「なかなか思ったようにいきません」って相談が来るんですけどね、
そう言うってことは頭のどこかに何かモデルがあるわけで、それが思うように再現できないってことじゃないですか。
それはそのスキルが身についてないのに描こうとするから思ったようにいかないんですよ。
要は「守」が出来てないわけですね。
箸の持ち方も知らないのに箸で食べたがるのと一緒ですよ。
スプレーアートは簡単そうに見えますけど、たこやきみたいに爪楊枝があれば食べられるってもんじゃないですからね。
スプレーと皿さえあればあとは何でも綺麗に描けるってもんじゃないってことです。
さっきね、「惑星もロクに描けないのに難しいことしようとしてる」って言ったんですけど
実は僕のことなんですよw
かつての僕もそうでした。
始めたての頃は意外にも綺麗な絵が描ける嬉しさで、でも惑星だけは簡単だったんで次へ次へと行きたがってたんですけど
もともと画伯だったんですぐに壁にぶち当たりましたね。箸の持ち方も知らない赤ちゃんでした。
そこからはとにかく完コピを目指していました。
そのときのレベルで出来そうな作品んを動画でみつけては同じように描けるように練習を繰り返して
少しずつ出来ることを増やしていきました。守を徹底してたわけですね。
一言で徹底したと言ってもどれぐらいを目安にするかって言うと、さっきも言いましたけど「完コピ」です
完全に同じものが再現できるようになるまで練習を繰り返してましたね。
しっかりと箸の持ち方を練習して、気兼ねなく美味しく食べられるようになるみたいに
スプレーアートも木や草花や滝なんかも、真似をして少しずつ覚えて
一つ一つスキルとして身に付けてやっと思ったように描けるよになります。
そのためには量をこなすしかないんです。
量をこなして徹底的にモデルを真似すること
これが効率的かつ効果的にスプレーアートの上達をするコツです。
量をこなせばただの惑星もこんなクオリティにまで上がりますから