スプレーアートの練習中に人生が終わりかけた話

世界一周

はい、ようこそいらっしゃいました。

 

後から警察に追われるかもしれないと思って

昔Facebookに書こうとしたけどしばらく封印してた記事があるんですよ。

人生一番の大事件。超絶焦りました。今までであれほど人生が終わったと思ったことはないですね。

韓国バスキング遠征中に一段階レベルアップしようと思って

それまで使ったことのなかった火を使ってみることにしたんですよ。

 

その時泊まってたゲストハウスの庭みたいなとこで練習してたんですけど

何も考えず、ほんとに頭が足りてなかっただけの超イージーミスでした。

思ってたより火炎のリーチが長くて

 

スプレーに火を着けた瞬間目の前のヤシの木に引火したんですよ。

 

ほんの一瞬ですよ。ヤシってめちゃくちゃ燃えるんですよ。木の幹ってそんな一瞬で燃えるイメージないじゃないですか。

ただヤシのモジャモジャした部分ってもはや火薬どころじゃなく、まるでオイルのように燃えたんですよ。

もう瞬く間に燃え上がって隣の木に飛び火して。

奇跡的に近くに蛇口があった!と思ったらホースが10センチぐらいしかないんですよw

横に置いてあった小さなバケツで応戦するんですけど、もう頭の上の高さで燃えてるんで全然届かんし凹○

冬の枯れかかった木だったんでそうこうしてる間にも火の勢いは増すばかりでした。

 

これ、建物まで燃えたらシャレにならんぞ

 

そう思っても今ある道具では為す術がない。

野次馬も集まってきたし、別の階にいる人も窓を開けて見てたんで「ヘルプミー!119プリーズ!」って助けを求めました。

 

もし全部燃えてしまったらどれだけの賠償金を払うことになるのか。たぶんこの状況じゃ保険も降りないし

「人生賠償金を払うことだけで終わることになる」と走馬灯を見ながら小さなバケツで悪あがきをしてました。

すると、誰かが消化器を持ってきてくれて、さすが消化器ですよ、一瞬で鎮火しました。

 

そのすぐ後に誰かが呼んでくれた消防車が到着してボヤ騒ぎに関しては事なきを得たんですけど問題はこの後でした。

 

Youは何しに韓国へ?

 

と取り調べを受け、観光ビザで荒稼ぎしに来たのがバレたら強制送還になりかねない。

何かをでっち上げるのにも証拠がない。どうしよう、今となっては119してもらわない方がよかったなとか思ってたら

 

「何で火が着いたの?タバコ?」

 

と聞かれたんで、それだ!と思って、本当は持ってないんですけどスプレーで絵を描いてタバコに火を点けたら引火したってことにしましたw

幸い現場に来た警察の中に日本語も英語も出来る人がいなかったんで僕もここぞとばかりに英語ができないフリして、

韓国語は何を言っているのかわかったんですけどもちろん韓国語もわからないフリしたんで面倒だったのか

「それなら仕方ないね。気を付けてね」と現場検証もせず警察に連れて行かれずに済みました

日本と違って警察ユルくてよかったと思いましたね。

 

後の処理は宿のスタッフさんがやってくれて、消化器の補充代と近くにあった車の洗車代だけで済みました。

人生が終わるかもしれない大事件が、数千円の弁償で済んだんで奇跡ですよ。

しばらく手足震えてましたね、さすがに。

 

その後は1週間ぐらいプサンに滞在してたんですけど、後日SNSで話題になったり

警察来たりしないかビクビクして過ごしてましたね。

 

この事件がトラウマになって、もともとあまり意味がないと知ってたんで火を使わないことにしました。

スプレーアート中に火を使う意味って

 

もしパフォーマンスのためとかに火を使うなら、十分気をつけてくださいねw



Sunny Side Fieldメルマガ登録
メールアドレス