はい、ようこそいらっしゃいました。
プサンの名物フードと言えば?
「ホットック」
そうですね、あの種入りのホットック美味しいですよね。
じゃなくて
デジクッパです。今回は釜山名物のデジクッパのお話です。
僕は食い意地が張ってるんで他の国に行った時に評価する基準の中で食べ物の割合がかなり高いんで
宿の人とか現地の友達ができたりしたら必ずオススメのお店を聞くんですよ。
で、プサンも例外なく地元の人にリサーチした中で票の多かった特徴のある2店舗
サンドゥンギデジクッパと〇〇〇〇を食べ比べて来たんで食レポしたいと思います。
デジクッパ屋さんに迷ってる人は参考にしてみてくださいな
サンドゥンギデジクッパ
まずは有名な方。日本人もたまに見かけるんでガイドブックに載ってるのかな?
場所、行き方
プサン地下鉄の緑のライン、2号線で行くデヨン駅にそのお店はあります。
3番出口から出て南へまっすぐ行けば数分で見えてくるんですけど
出口の位置がちょっとややこしいんで詳しく説明しますと
出口を出てUターンを決めて交差点の方に向かいます。
交差点にぶつかったら左折してまっすぐ行けば左手に見えてきます。行列が。(僕はピーク外したけど)
注文の仕方
クッパってご存知のようにお茶漬けのようなスープご飯のことを指しますね。
ガイドブックとか、プサンの街中でも実際にデジクッパの文字を見かけることが多いんですけど
デジクッパ屋さんでデジクッパを注文してるようではまだまだただの観光客です。
しかし
ここはお店のおばちゃん、ひいては周りの地元民の度肝を抜くためにこう注文しましょう
「スベッハナチュセヨ!」
なにそれ?デジクッパじゃないのん?って思いますよね。
“スベッ”ってキムチ食べてお肌スベスベになるとかじゃないですよ。
むしろそれがスベッってるってか。
“スベッ”とは「スユッベッパン」の略で、豚肉の水煮定食のことです。
カタカナで表すと伝わりにくいんですけど、“スユッ”が茹で肉、“ベッパン”が白ご飯とパンチャンのセットのことです
パンチャンはキムチみたいな無料で付いてくるお通しみたいなものですね。
あ、ちなみに「ハナチュセヨ」は一つ下さいって意味です。
スベッのすごいところは、デジクッパにプラスして茹で肉と、サンチュという具を包むための葉っぱとそのセットがついてくることです。
デジクッパ単品で注文すると6500ウォンなのに対してスベッは8500ウォンで内容がスーパーグレードアップするんですよ。
これ、頼まない理由ないですよね。
ここだけの話
この“スベッ”って言葉、ローカルの人以外知らないんですよ。他の地域の韓国人誰も知らなくて。
で、その店有名なんでプサン外からも人が来るんですけど、とあるカップルが知らずにデジクッパ2つと茹で肉の小を頼んでたんですよ。茹で肉の小って18000ウォンするんですよ。
そしたら僕らが頼んでたスベッ2人前と同じ量だったんですよw
注文を受けたおばちゃんもスベッ2つのがいいよって忠告してたんですけどね。その若いカップルはよくわかってなかったんで頑なにデジクッパ2つと茹で肉小で30000ウォンぐらい払ってましたね。
逆に何故茹で肉がその値段で単品で置いてあるのかが謎なとこありますけど、とにかく行くときはスベッを注文しましょう
内容
こんな感じで持ってきてくれます。これで2人分です。
って言ってもサイド系は無限おかわりなんでお肉が2人分ですね。
スープの中にもたんまりお肉が入ってます。
肝心の味はと言うと
既に辛味ミソと混ざった濃厚とんこつスープはとてもまろやかな舌触りで飲み込んだ後も舌にコクが残ります。
別で来るご飯はスープにぶち込んでもいいし、好きな分だけスープに浸して口に運んでも良し。
ただ、スープもいいんですけど、僕がスベッをゴリ押しする理由はお得だからってだけじゃないんです。
スベッを注文した時にしかついてこないタレがあるんですけど、それがめちゃくちゃ美味いんですよ。
どうやって作ったかよくわからないんですけど、酸味の効いた不思議な味です。
タレに茹で肉を付けて直接口に放り込むも良し、キムチとかネギと一緒にサンチュに巻いて食べるも良し
お肉も十分な量があるんで、色んな食べ方を試すといいですよ。
コミョンハデジクッパ
対するはプサンの友達に教えてもらった、プサンの人しか行かないデジクッパ屋さんです。
ちなみにプサンの人はサンドゥンギデジクッパには行かないみたいですw
場所、行き方
地下鉄スヨン駅の14番出口を出て、道路を左手にして真っすぐ進み、最初の交差点を右に曲がってもうちょっと行った左手に出てきます。
※午後3~4時はブレイクタイムらしいです。
注文の仕方
ここでも同じくスベッを頼みます。テーブルには岩塩、エビの塩辛みたいなやつ、辛味ミソ、大根キムチがあります。
ここはデジクッパ6500ウォン、スベッ9000ウォンですね
ちなみに右上からデジクッパ、内臓クッパ、ミックス(肉と内臓)、スンデクッパ、全部入りです。
茹で肉は小で23000ウォンなんで少し高めですね。
内容
これで2人前です。ちなみに茹で肉は皿の下のローソクでことこと温めてるんで、僕は風味を付けるのにニンニクを投入してます。
こっちは豚骨のダシをとっただけのピュアなスープなんで、自分で好みに味付けをします
肝心の味はというと、スープがサラッとしているのにめちゃくちゃ濃厚で、その割にブタの臭みもなくスッと入ってきます。サンドゥンギも濃厚スープなんですけど、こっちのがリッチですね。
茹で肉に関しては正直肉の柔らかさもタレの味もサンドゥンギに軍配が上がりましたね。
本来ならこのセットに麺も付いてくるみたいなんですけど、人気過ぎて売り切れたとのことでした。
僕は閉店間際だったんですけど、アチコチ片付けてない感じが忙しさを物語ってますね。
頂上決戦の勝敗は…
甲乙つけ難いです。肉ならサンドゥンギ、スープはコミョンハですね。
僕は値段が若干安いのとお肉が強いんで、超僅差ですけどサンドゥンギ派ですね。
ただ、サンドゥンギはスープに化学調味料使ってそうな美味さがあるんで、こだわるならコミョンハに行ってもいいと思います。
時間があれば是非両方行ってみてください